SONY XQDメモリーカード QD-G120F & Nikon MC-XQ120G & SONY QDA-SB1 機材 ホビーレビュー

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購入:2018/12,2019/01 分類:メモリー

ニコンの高級スチルカメラとソニーの高級ビデオカメラくらいでしか使えない、ニッチな高速メモリーカード。 SONY XQDメモリーカード QD-G120F
購入したニコンZがXQDという規格のメモカしか使えないので、必要から導入したぜ。故障率はSD以下でタフネスは比較にならないほど高いと聞いたので、いきなり120GBだ。 こういう記録メディアを買うのは何年ぶりかね。表面に印字されてる速度がすんげえ数字になってる。ニコンDfで使ってるカードがUSB2.0最速クラスで、それで満足してる間に世間はいつのまにかUSB3.0からさらにUSB3.1、3.2へ。XQDも2.0とか。規格初期より2倍以上高速化してる。 表示は120GBだがニコン機で実際に認識されるのは101GBだった。64GBモデルでも54~56GBくらいらしい。調べるとニコンは高速メディアほど大胆に多くのシステム領域を取ってくる。過剰なまでの冗長性を確保してるのは、プロユース御用達メーカーの信頼を選択してのことか。 SDとの比較。値段は同容量のSDカードの2~10倍。 スマホで使ってるマイクロSDも並べてみた。こうして見ると、XQDは安全とか色々をこのサイズによって実現してると分かる。 ニコンZ6およびZ7はメディアのスロットが1つ。プロ用は2スロットが常識になってるので、この機種はアマチュアないしプロのサブとして用意されている位置づけってところ。 さて困ったことが起きたのだ。なんだこのエラー。安全で堅牢で信頼じゃなかったのかよソニーさん。 0.5%くらいの高い確率でデータが壊れてしまう。おかげさまでフィギュアレビュー活動も野外撮影も思いっきり停滞だ。カメラが原因かカードが原因か、分からないので―― Nikon XQDメモリーカード MC-XQ120G
気がついたら追加注文してた。ニコンの同モデル120GB。中身はソニーの120GBとまったく同じ。1バイト単位で変わらない。ブランドを変えたのはなんとなく。 仲良く並んだ2種類のXQD。服だけ違う双子だ。 XQDの電子接点を見てて思った。あれ、ソニーのほう、ちょっと汚くね? アルコールを爪楊枝に付けて掃除してみる。さらにニコンZも。 そしたら直りやがりましたぜ皆さん! ただ単純に接点が汚れてただけ! カメラかカード、どちらに汚れがあったのかもはや分からない。 SONY XQD USBアダプター QDA-SB1
ところでXQDカードの診断とかはリーダーを介さないと分からないので、XQD用のソニー製も買った。ついでに超高速。 見た目はこんなん。ちょい大きめ。ごく最近のXQD2.0カードのみに対応してる。古いXQDを切り捨てることで、極限の速度を最低限のコストで実現。 繋いで検証だ。あ、ソニーのカード診断は「健康体」だった。接点掃除だけで直るていどの不調。 まあまあの速度。USB3.1だぜ。カメラ内部での記録速度がだいたいこれ。 こちらはUSB3.0でのベンチマーク。ニコンZとPCを直接接続したときはこの転送速度となる。普段のフィギュアレビューはUSBで、何百枚も写す野外撮影はXQDリーダーだな。 さて、合わせて240GB、実記録容量202GBか。静物中心なのに、あまりにも過剰すぎる暴力的な大風呂敷だぜ。XQDはすでに終わろうとしてる規格で、キヤノン等との統一規格となる次世代(CFexpress1.0)が発売間際だ。しかもニコンZ6/Z7はファームアップだけで対応可能な性能を実装済みという。秒速1000メガ級に。なにがなんだか分からないぜ。


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