Nikon マウントアダプター FTZ 機材 ホビーレビュー

機材
購入:2018/12 分類:マウントアダプター

ニコン純正のZマウント用アダプターだぜ。FTZは「nikon F mount To nikon Z mount」の略。たぶん。 ニコンZはしばらくレンズが少ないままだ。揃うまでFTZのお世話になること必至。Fマウントレンズの機能をG型以降ならほぼフルに引き出す。 FTZはニコンFマウント用レンズの大半を装着可能。電子接点のないレンズもカメラ側に焦点距離を記録するだけで使える――のは、ほかのメーカーのミラーレスもおなじか。 底にはねじ穴が切ってあり、三脚固定で便利。ニコンのアナウンスによれば、三脚を使う際は、できる限りこの穴を使うべし。D800シリーズ級の防塵防滴シーリングを施し済み。 Carl Zeiss Milvus 2/100M ZF.2
現在のメインレンズだぜ。野外撮影で使うことはほぼない中望遠マクロプラナー。おもにフィギュアレビュー撮影で登板。おおむね8割からそれ以上。分解能はマイクロ105mmの1.5倍で、それ以外の画質性能も高い。 ニコンZ6の導入でフィギュアレビューの画質はウェブサイト公開サイズではまったくの不変だったが、野外撮影はすこし色が改善された。Dfは2019年1月段階で現行最後の「黄色いニコン」、マクベスカラーチャートによる補正を利用しないと拭いきれない黄色味が残る。だがどうしても補正しづらいシチュも多く、いつも黄色を退治できるとは限らない。すなわちZ6で楽になった。 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
等倍撮影が可能で、防振もAF能力も、さらに逆光耐性も高い万能型マクロレンズ。マクロプラナーが苦手とする被写体や、楽をしたいとき、時間がないとき使っている。 解像力は十分に高く、マクロプラナーとの解像感差は、じつは3000ピクセルくらいの巨大サイズで掲載しないと数値として表れない。ミルバス2/100Mで写してるのは、サイト運営上、合理から外れた無意味な行為だったりする。むしろ無駄だが、高級MFレンズの所有感とツァイスブランドには抗えない。なんにせよマイクロ105mmとミルバス2/100Mはフィギュアレビュー活動の重要な両輪だ。 Carl Zeiss Milvus 2/50M ZF.2
色のりが濃い標準マクロ。まもなく手放す予定。 フォクトレンダー・ウルトロン40mmと競合し、気軽に持ち出せるウルトロンのほうをはるかに使ってるので、ドナドナ決定。これでマクロ4本態勢は崩れる。 AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
バランスの取れたすげえ奴。ニコンのマクロレンズで圧倒的なセールスを記録してる。最安価ナノクリでコスパは最高。 ただしZ24-70mmが想像以上の光学性能だったので、維持するか微妙なところ。中望遠マクロを使ってると、標準マクロはどうしても出番が減る。しかもカメラがフルサイズ機のみとなる予定で、APS-Cで中望遠相当~という写し方すらなくなる。 やるとしてもニコンZ24-70mmをDXモードで使えば、中望遠ハーフマクロとなってしまうのだ。マイクロ60mmの維持も微妙な情勢となった。画質至上となれば、どうしても中望遠マクロを使う。広角側が欲しければ高画質標準ズームを使えば済む。遠景もウルトロン40mmのほうがキレイ。 AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D
手持ちで唯一、FTZ仕様の制限を受けるレンズ。カメラ本体のカプラーモーターを使ってAFする。FTZはモーター非搭載。 だがしかし、魚眼レンズのマニュアルフォーカスはけっこう楽だ。超広角の特徴としてピントの合う範囲が前後に広く、ちょっと絞れば簡単にピントが合う。 現像ソフトでレンズプロファイルをあてれば、普通の超広角レンズ相当へ補正できる。画角は10.8mm相当とめっちゃ広いが、周辺画質は流れまくって残念だぜ。しかも撮影時は仕上がりを予想できない。一長一短。 Voigtländer ULTRON 40mm F2 SL IIS Aspherical
最近出番の多い、遊び心のあるレンズ。再設計で寄れるようになり、遠近自在だ。単純なスペックはマクロプラナー・ミルバス50mmの劣化に見えるが、なにしろ実売1/3と格安。レンズとしての特性はフジフイルムX100シリーズに近い。 10万円以上するミルバス2/50Mは傷一つ付けたくなくて持ち出しをどうしても躊躇するが、安いこいつはラフに扱える。ニコンZ6では手振れ補正が効くぶん、暗所でも絞っていけるようになった。このレンズはキャラの被るマクロプラナー50mmおよびX100Tへ引導を渡した。 ここよりAPS-C専用レンズとなる。ニコンZ6で使うとデフォルト設定はDXクロッピング。ただしファインダー内で四隅まで拡大され、フルサイズ用レンズと変わらない感覚で使用できるぜ。 AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR
安くて軽くて高速AFの超広角ズーム。広角端はフルサイズ換算15mm。DXクロップしても1000万画素以上あり、一辺1000ピクセルていどでの使用ならフルサイズとの差はないに等しい。ただし高感度特性はAPS-C並に低下するので、あくまでも昼間限定。 明るい時間帯なら風景を広く切り取るのにうってつけのレンズだぜ。Z14-30mm導入までの繋ぎか? 魚眼から補正しても周辺がうんこだし、解像してくれるこいつはとりあえず維持だ。 AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
D3400とともに売却予定の望遠ズーム。資金の都合がつけばフルサイズ用AF-P 70-300mmを買うよ。Z6では換算105-450mmとして振る舞う。 購入してから10回も使ってないね。やはり望遠ズームは使う習慣がないと難しい。通常の画角感覚だと、どうしても標準ズームの近辺に集中する。 APS-C用ズームの望遠はブレ防止で高感度になりやすく、昼間でも画質が低下する。下はISO感度12800までアップした一枚で、フルサイズなら誤魔化せるざらざら感が画面全体を覆ってしまっている(スマホでは見えない)。APS-Cとフルサイズのおもな違いは、情報量が少ない色の変化が平坦な箇所でのノイズ感だろう。ノイズを消すと解像が損なわれる。フクロウの羽根のディテールがノイズ処理で吹き飛んだ。 今回のサンプルでFマウントの標準ズームは使ってない。Zマウントの標準ズームが出来人すぎて、以降は触ってすらいない。即決で売却だぜ。
Z6でのFTZ運用は少なくとも2021年までは継続されると思う。ニコンがZマウント用のマイクロニッコールをしばらく発売しないからだ。出てもまず標準マクロからだろうが、用があるのは中望遠だぜ。下手すればZ6の次の機種でも使ってそうだなFTZ。


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