ワンダーフェスティバル2019[冬] レポート2 ワンダーショーケース 他 海洋堂プロモーション 造形 おでかけフォト よつばとフィギュア
WF運営のプロモーション展示(※独自解釈)だぜ。公式表現はプレゼン。
世界最大の模型即売会イベントはつつがなく運営された。
やあみんな。
ナナチだぜ。海洋堂が運営母体なのにコトブキヤのフィギュアで案内だ。
現地到着は9:30ごろ。
何枚か写して列へ並び、会場を半周して止まったのが9:40ごろ。写真はわざとボカしてる。Z24-70mmF4Sのボケ味はこれまで所有してきたズームレンズ中で一番だ。単焦点並の溶けるボケに満足。むろん十数万円以上の高級単焦点やガチプロ望遠ズームと比べたらいけない。
前日から未明にかけて降雪があり。
残雪が溶けてすべり落ちてた。おかげで屋根を避けた列は途中でぎゅうぎゅう。
入場に必要なガイドブック。重量軽減のため入場直後にページの大半を捨てた(ちゃんとゴミ箱あり)。こいつ500gくらいあって地味にスタミナ奪いにかかる。100g以下にできない? 大人の事情で無理ですかそうですか。
今回の機材一式。ニコンZ6と標準ズームで交換レンズはなし。あと黄色い丸のところに初めて使ったカラーフィルター。後述する。
Wonder Showcase
10:30前後に入場、メーカー出展エリアを無視(どうせみんな写すので)し、一般ディーラーエリアへ進入すると、いきなりワンフェス公式のブース群が鎮座してた。とりあえず馴らしで写すことに。
ワンダちゃんNEXT DOORプロジェクトロリロリで可愛いぜ。第7弾ポコVer.。
等身大を展示するとは。制作費余裕で百万円単位オーダー。
たぶんこの子はイベント後、海洋堂系の企画やミュージアムへ行くんだろう。
ここで撮影ネタな話がちょっと入るので、興味ない方や釈迦に説法な方は
どうでもいいから飛ばすぜ!
↑これクリックでスルー。
幕張メッセの照明はおおむねオレンジ色だ。「朝」や「夕方」の色で、リラックス効果があり、国内外の展示会場で広く採用されている。雰囲気を重視する店もかなりの割合でオレンジだ。
オレンジ背景の会場で無対策にストロボを焚くとこうなる。一般的にストロボの色温度は昼間の太陽光に合わせ5400~5700K。オレンジ照明は2700~3000Kだ。何年も気にもしなかったが、2015年より超高演色系の照明器具を買い漁って意識が変わった。
発光させなければホワイトバランス補正によって会場全体を白く見せられる。ただし効率優先の大光量光源は、おしなべて色を正確に示す「演色性」が低く、色がくすむ。
コントラストを強く補正すると簡単に暗部や明部の色が潰れる。下の写真だと、タイヤの影が真っ暗だ。コントラスト補正で黒のディテールが丸ごと潰れた。
ストロボは演色の低さを補い、理想とされるスペクトラム発色、太陽光の97~99%を再現している。可視光線以外に紫外線や赤外線まで放つぜ。最近はミックス光に配慮して背景を用意してくれるブースが、とくに企業出展を中心に多い。
だがやはりそれでも下のようにはみ出れば後ろはオレンジだ。
色の違いを解決するアイテムは用意されている。黄色の丸のやつだ。一般にカラーフィルターといい、エレクトロニックフラッシュの発光部に当てる。
これを装着してストロボを焚き、ホワイトバランスを合わせると、光を当てた人形と背景がしっかり白くなった。ついでにメイン被写体限定ながら高演色の発色を確保する。本当はオレンジ色なので、窓の外は過剰補正により青くなってる。
純正パーツがおもなカメラメーカーの中級以上のエレクトロニックフラッシュにオプションとして付いている。ほかのメーカーは知らないが、ニコンはフィルター色をカメラへ伝達する機能つき。装着時の突起で判別し、色補正を前提としてホワイトバランスを調整してくれる賢い子だ。
純正でなくとも、いろんなメーカーより様々なフィルターが発売されている。下の左側はプロ用、右側は一般消費者用。
画像検索すると、フィルターワークによる光のアートが盛んで、とくにコスプレ撮影のカリスマカメコはプロと見分けがつかない。玩具撮影(おも写)でもすでに使いこなしてる人たちがいる。私は――雑魚だぜ。
今回の具体的な撮影ツールはこう。ローグ社のプロも使ってるソフトボックスタイプLサイズ。総重量1.9キロ、2011年以降の玩具イベント参加では最軽量。白い布面の中にオレンジのフィルターが隠れてる。
光にこだわるなら本来はこういうブラケットがいいらしいが、私がワンフェスへ参加できるのは数年に1度……しかもブラケットは金属の塊だ。重量増加は長丁場の撮影ではできるだけ避けたい。
都合のいいことに縦位置での撮影が多く、そのときは下のように事実上のブラケット配置になる。左右どちらから光を照らすか、好きに選べるぜ。密集状況を除き、とりたてて不便は感じなかった。
といっても下のように展示自体に雰囲気ある照明が用意されてるなら、ストロボは控えるな。ワンダちゃんサンプル。
Wonder Showcase
今回のWonder Showcase作品。詳細はどうせ詳しく書くまともなレポがたくさんあるので割愛的な。稲葉コウ、RUDOLF。え? めっちゃキャリアありまくりなガチ勢じゃん! 最新だとたしかスラ転にデザインで参加してるメカ畑。
こんなシックな陰影演出がなされた光で、ストロボは野暮かも。非発光。
ダウナー萌え。祈リサマ作、FGO ラヴィニア・ウェイトリー。ロリコン喜びの幼女。
海洋堂の選ぶ作品はプロ級の腕前なディーラーが多く、実際にすでにプロだったり、のちにプロの商業原型師になったり。キャリアすごい人が新しいことしたらチョイスしたり、とくに基準はなく、ひたすら「可能性」とかそんなの。だからプレゼン(提案・提示)。
Wonder Festival 2019上海[Shanghai]
6月8/9日開催で、プレ展示。
いかにも中華っぽいファンタジーでありんす。
海洋堂は商売になるか分からなくても、とにかく凄そうなものが好き。可能性をなんでもかんでも発掘しては、片っ端から紹介していく総当たりスタイル。
日本より参陣する造形作家のひとりが植物少女園。下は商業フィギュア化もされた。
このディーラーには海洋堂スタッフが好むエッセンスが詰まってる。
Wonder 詐称Showcase
成人向けゾーンの端っこにひっそり隠れるように展示。このWFガエル、海洋堂の専務にしか見えない。
リセットちゃんならぬ「詐セットちゃん」。ワンダちゃんのフィギュア化が大々的なのに、相方は寂しいものよ。
成人コーナーなのでエロいです。モザイク掛けさせて貰うぜよ。
ガチだぜ。
次のレポート3はお待ちかね、成人向けゾーンなるものぞ。
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