ドーリア星域会戦 Battle at Starzone Doria

艦隊戦
宇宙暦797年/帝国暦488年5月18~19日 模型1個=500隻 適当な数値や配置は推定
門閥貴族どもとの戦いに集中するため、ローエングラム公はリンチ少将を同盟に送り込み、不満分子を煽ってクーデターを起こさせた。ヤン・ウェンリーはそれを予測してビュコック大将に調査も依頼していたが、首班が穏健派と目されていたグリーンヒル大将だっただけに、結局暴発を防ぐことはできなかった。救国軍事会議を名乗るクーデター派はヤン大将にも参加するよう要請したが、ヤンは正式に断り、反乱勢力が蜂起した各地星域の鎮圧にのりだした。グリーンヒル大将は「ヤン一党」を討つべく、第11艦隊を派遣した。

同盟軍 10000隻
艦隊10000 救国軍事会議 10000隻
艦隊10000

ヤン艦隊は第11艦隊の奇襲に成功する。これは事前に駆逐艦の哨戒で第11艦隊の正確な航路を知ることができたおかげだ。

第11艦隊の戦力規模はヤン艦隊より小さかった。クーデター派が第1艦隊の戦力を接収しなかった理由が分からないが、ハイネセン防衛に残していたのかも知れない。さらに第11艦隊は第3次ティアマト会戦以来再建に手間取り、2年以上も実戦経験がなかった。いくらルグランジュ提督が勇猛果敢で有能な提督といっても、数でも習熟度でも負けているうえ、先制攻撃を受けておまけに側面を取られていたら、勝てる算段など微塵もありようがない。ドーリア星域の戦いは、最初の一撃で大勢がすでに決していたのである。
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