奪還者 Those Who Recapture

艦隊戦
宇宙暦792年/帝国暦483年12月〜宇宙暦793年/帝国暦484年1月 模型1個=5隻 適当な数値や配置は推定
mp3 ベートーヴェン交響曲第5番「運命」第4楽章格闘訓練
mp3 ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」第4楽章よりヘルクスハイマーを追う
mp3 チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」第4楽章よりマルガレータ嬢(ピカチュウ声)亡き父との面会
mp3 ショスタコーヴィチ交響曲第8番第3楽章より小惑星帯で同盟軍巡航艦と一騎打ち
mp3 チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」第1楽章より最後の戦闘
むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました。

帝国軍 1隻
巡航艦ヘーシュリッヒ・エンチェン 同盟軍 250000隻
艦隊10000

ラインハルトの艦は陸戦・空戦・観測すべてにおいてまともな人員を要していたが、ごく少数にしか許されていないフル乗員状態だったと考えられる。おそらく定員に限りなく近い600人以上が乗り込んでいただろう。普通の艦は百数十人しか配備を許されない。集団戦ゆえ一部の艦が持っていれば良い機能は、その他大勢の艦では運用人員すら配置されないと考えられる。その割合は定員のじつに過半数どころか7割以上にも達する。定員まで乗っているのは旗艦や中級指揮官、空母や哨戒任務の艦などごく少数にすぎないだろう。単艦任務にラインハルト・フォン・ミューゼルが選ばれたのは、けっして特別な力が働いたわけではない。最初から候補者は限定されていたわけである。

亡命を決意した伯爵は同盟政府への手みやげとして、まだ1基しか存在しない新兵器ゼッフル粒子発生装置の試作器を持ち出す。それを奪還せよとの命を受けたラインハルト・フォン・ミューゼル中佐は巡航艦ヘーシュリッヒ・エンチェン1隻で同盟領へ侵入し、フェザーン回廊を出て間もないアイマルラン号の拿捕に成功する。その際不幸な減圧事故により、ヘルクスハイマー伯爵をはじめとする貴族たちは全滅してしまう。ただ1人、幼いマルガレータ嬢を除いて。
アイマルラン号の冒険はここからが本番となる。ゼッフル粒子発生装置には伯爵が亡命せざるを得なくなった真相が隠されており、情報へのアクセスコードはマルガレータ嬢だけが知っている。監視役のベンドリング少佐より、帝国の真の目的はゼッフル粒子ではなく、むしろその情報を揉み消すことにあったとラインハルトらは知らされる。もちろん表の理由である発生装置の確保も大事であり、理想的な任務達成は装置の回収および、情報の抹消である。それを両立させるにはマルガレータ嬢を説得する必要があり、ラインハルトが10歳女児への拷問をよしとしない以上、アイマルラン号もマルガレータ嬢も、足手まといと知りつつも一緒に連れて行くしかない。
アイマルラン号とヘーシュリッヒ・エンチェンはラインハルトとキルヒアイスの絶妙な連携により同盟軍を退けつつ、イゼルローン回廊へと戻ってゆく。その過程でキルヒアイスの誠実さがマルガレータ嬢の心を開かせることに成功し、その結果、ラインハルトらは越権行為を承知でヘルクスハイマー伯の裏事情を覗くこととなる。伯爵は門閥貴族が持っていた遺伝子病の特質を知ってしまった。すでに形骸化したとはいえ、帝国には悪名高き劣悪遺伝子排除法がある。公に露見すれば最後、一門より皇帝を出すことが不可能となり、摂関家としての権益を失いかねない大問題だ。それゆえ伯爵は命を狙われ、同盟に逃げるしかなくなった。この内容にベンドリング少佐は大変な衝撃を受け、任務を放棄する。
幼き当主となったマルガレータ・フォン・ヘルクスハイマーは、アイマルラン号と共に解放された。その後見役として、帝国に見切りを付けたベンドリング少佐がついて行く。公式では戦死したこととして。アイマルラン号の冒険はひとまずここで幕を降ろすが、ヘーシュリッヒ・エンチェンの冒険はまだすこし続くこととなる。
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