第5次イゼルローン攻防戦(黄金の翼) Golden Wings

艦隊戦
宇宙暦792年/帝国暦483年5月6~7日 模型1個=500隻 適当な数値や配置は推定
イゼルローン要塞に同盟軍が数年ぶり5度目の直接攻勢を仕掛けてきた。同盟軍指揮官シトレ大将には並行追撃という秘策があったが、作戦会議に同席していた25歳のヤン・ウェンリー少佐は作戦の失敗を予測していた。一方イゼルローン要塞では16歳になったラインハルト・フォン・ミューゼル少佐が駆逐艦エルムラントII号の艦長に就任していた。副長はキルヒアイス中尉である。エルムラントII号の船員たちは若すぎる2人に失望したが、その2人が姉の悪口を言った士官どもとやりあったことで評価を変える。ラインハルトとキルヒアイスは5人も病院送りにして、営巣入り処分を受けていた。武勇伝を聞いた部下たちは新任艦長副長コンビに乾杯した。期せずして部下の信用を得たラインハルトであったが、そこにクルムバッハ少佐なる怪しげなオカマ耽美士官が乗り込んできた。

帝国軍 13000隻
イゼルローン要塞(クライスト大将 レンネンカンプ大佐)
駐留艦隊(ヴァルテンベルク大将)13000
駆逐艦エルムラントII号(ミューゼル少佐 キルヒアイス中尉 クルムバッハ少佐) 同盟軍 51400隻
左翼 第?艦隊(ビュコック中将)12500
中左 第8艦隊(シトレ大将 ヤン少佐)13900
中右 第4艦隊(グリーンヒル中将)12500
右翼 第?艦隊(A中将)12500

ビュコック中将が指揮していた艦隊は不明だが、第5艦隊ではない。ビュコック提督の第5艦隊司令官就任は2年後である。

このときラインハルトの上司はヘルムート・レンネンカンプ大佐だった。レンネンカンプはこれまでラインハルトが出会った上司の中で最良の部類に入る能力と公正さを持っていた。

ヤンはこの頃から出世をはじめる。ヤンの所属は第8艦隊のままだったようだが、第8艦隊内に置かれた総司令部付きの作戦参謀にシフトしていたようで、この後出陣のたび得点を稼ぎ、階級をあげていった。シトレが直属の上官であると判明している期間は順調に出世していたので、第5次イゼルローン攻防戦以前の第8艦隊司令官はシトレでなかった可能性が高い。
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