パーツィバル Parzival(Z:Parcivale)
新銀河帝国で最初に就航した、優美な外見の特殊艦。ナイトハルト・ミュラーの代名詞である「鉄壁」を具現した、宇宙最高クラスの防御力を持つ。
ブリュンヒルトの設計思想を発展させた本艦の特徴は極端な装甲傾斜と表面処理にある。表面コーティングの性能はコスト面の制約により、採算度外視だったブリュンヒルトより劣っているが、それでも劇中で幾度か許した直撃ビームを綺麗に弾いており、鉄壁の名に恥じない艦といえよう。
普段は隠れている砲門群は主砲も副砲も含めてブリュンヒルト同様すべて前面に撃つことが可能で、正面火力はヴィルヘルミナ級を凌駕しているとされる。攻防共に新鋭艦にふさわしい良艦といえよう。しかも艦体を巨大化させることなく実現しているが、造船費用・運用維持コスト共に天文学的だと思われ、旗艦級でしか採用できない先鋭的かつ専用的な技術の、ひとつの集大成であろう。パーツィバル以降、旗艦開発のベクトルは従来型とブリュンヒルト型の合いの子のような試行錯誤へと流れており、あきらかにコストダウンを求めている。
本艦は大親征およびシヴァ星域会戦に参加し、ミュラーはパーツィバルそのものを盾としてカイザーを守り続けた。
ゲームではミュラーの防御力を宇宙最高と評価しているが、彼の艦隊は要塞VS要塞にバーミリオンと2回も壊滅している。ミュラーを「鉄壁」呼ばしたらしめているのは才よりむしろ、イゼルローンやバーミリオンで見せた、優男な外見から想像できない剛胆にして果敢な言動そのものといえる。
その忠節に報いるため、ラインハルトは簡単に戦死することがなくなるパーツィバルをミュラーに与えたと、考えられないだろうか。 6基のエンジンは最新型で、磁場による偏向だけであるていど自在な機動ができる。同盟軍が標準採用しているテールフィンの見えないものを、パーツィバルは装備しているようなものだ。
艦名はアーサー王伝説円卓の騎士の一人で、最後は僧になった求道者だった。
その忠節に報いるため、ラインハルトは簡単に戦死することがなくなるパーツィバルをミュラーに与えたと、考えられないだろうか。 6基のエンジンは最新型で、磁場による偏向だけであるていど自在な機動ができる。同盟軍が標準採用しているテールフィンの見えないものを、パーツィバルは装備しているようなものだ。
艦名はアーサー王伝説円卓の騎士の一人で、最後は僧になった求道者だった。