宇宙空母 Kosmische Flugzeugträger(Z:Kosmish flugzeugträger)
1/5000ガレージキット(提供ウォルフ(Wolfgang)さま)
ワルキューレを120機も搭載できる宇宙空母である。ヴィルヘルミナ級に巨大な艦載機格納庫を据え付けた形状となっており、真上より発着する。いかにもな急造艦のイメージが拭えないとされており、実際ワルキューレ空母の配備はリップシュタット戦役によって無用と化した、ヴィルヘルミナ級の換装によって初めて本格化した。
大貴族御用達艦であったヴィルヘルミナ級は、ごくわずかな数しか建造されなかったと考えられる。量産艦艇として数を揃えるには、あまりにも頭数が不足していた。したがってヴィルヘルミナ級を空母へと改装していった作業は、空母量産の引き金になったと思われる。ほとんどの空母は、最初から母艦として造られたのだ。
当空母はいちおう戦役以前から存在はしていたが、第6次イゼルローン攻防戦に当時空戦隊長だったカール・グズタフ・ケンプ大佐の母艦として登場したくらいで、ほかではまったく見かけない。運用テスト段階であったと考えられる。
門閥貴族が没落したとたんに量産対象となったのには、
下地としており、た結果、直接戦闘用の量産艦艇としては帝国同盟併せて最大の大きさと重量を誇る艦となっている。
帝国軍の空母は同盟軍より30年も遅れて登場しているが、それには帝国軍艦艇の事情が関係していると考えられる。帝国軍は戦艦以下多くの艦種を、単艦でどんな任務でもきちんとこなす万能型に仕上げようとする。同盟軍の戦闘艇に対抗してああああ
宇宙空母がかつて存在したのは銀河連邦の時代まで遡る。銀河帝国が成立した後かその前の比較的平和な時期に戦闘艇が消失し、宇宙母艦もなくなった。同盟で戦闘艇の運用が再発見され、それを帝国も模倣し、こうして空母が再生する。
当初メカデザイナー加藤直之氏により全長682m・全幅208m・全高286mで標準型戦艦のバリエーションと設定されたが、ワルキューレはともかく、雷撃艇を収納するにはこのサイズでは不可能だった。そこでアニメの制作現場ではヴィルヘルミナ級を基としたという解釈へ替えられ、全長も1100m台の巨艦となった。この改定は後々まで引き継がれ、アニメに始まってゲームから模型まで例外なく、堂々とした巨大戦艦として描写されている。
問題は公式としての諸元が更新されておらず、現在でもすでに無実化した全長682mが公式のまま、延々と取り残されていることである。バトルシップコレクションのミニブック解説でも、全長は682mとあるが、じつはヴィルヘルミナ級の……と、断り書きを入れている。
というわけで、便宜上の都合として出している推定値1124mは、ヴィルヘルミナ全長1116m×(当初の設定全長682m÷標準型戦艦の全長677m)より算出している。幅と高さは単純に倍率比である。元となった戦艦より全長が若干伸びているのは、母艦機能スペースの都合で、上部のサブエンジンが後ろにずれているからだ。
そのためか大気圏航行用の空気採取口(エア・インテーク)が4箇所も見られ、メイン・サブすべてのエンジンを稼動させないと惑星降下が出来ない特別仕様のようだ。
執筆中 [6枚目以降はバトルシップコレクションの写真を使用予定]
ワルキューレを120機も搭載できる宇宙空母である。ヴィルヘルミナ級に巨大な艦載機格納庫を据え付けた形状となっており、真上より発着する。いかにもな急造艦のイメージが拭えないとされており、実際ワルキューレ空母の配備はリップシュタット戦役によって無用と化した、ヴィルヘルミナ級の換装によって初めて本格化した。
大貴族御用達艦であったヴィルヘルミナ級は、ごくわずかな数しか建造されなかったと考えられる。量産艦艇として数を揃えるには、あまりにも頭数が不足していた。したがってヴィルヘルミナ級を空母へと改装していった作業は、空母量産の引き金になったと思われる。ほとんどの空母は、最初から母艦として造られたのだ。
当空母はいちおう戦役以前から存在はしていたが、第6次イゼルローン攻防戦に当時空戦隊長だったカール・グズタフ・ケンプ大佐の母艦として登場したくらいで、ほかではまったく見かけない。運用テスト段階であったと考えられる。
門閥貴族が没落したとたんに量産対象となったのには、
下地としており、た結果、直接戦闘用の量産艦艇としては帝国同盟併せて最大の大きさと重量を誇る艦となっている。
帝国軍の空母は同盟軍より30年も遅れて登場しているが、それには帝国軍艦艇の事情が関係していると考えられる。帝国軍は戦艦以下多くの艦種を、単艦でどんな任務でもきちんとこなす万能型に仕上げようとする。同盟軍の戦闘艇に対抗してああああ
宇宙空母がかつて存在したのは銀河連邦の時代まで遡る。銀河帝国が成立した後かその前の比較的平和な時期に戦闘艇が消失し、宇宙母艦もなくなった。同盟で戦闘艇の運用が再発見され、それを帝国も模倣し、こうして空母が再生する。
当初メカデザイナー加藤直之氏により全長682m・全幅208m・全高286mで標準型戦艦のバリエーションと設定されたが、ワルキューレはともかく、雷撃艇を収納するにはこのサイズでは不可能だった。そこでアニメの制作現場ではヴィルヘルミナ級を基としたという解釈へ替えられ、全長も1100m台の巨艦となった。この改定は後々まで引き継がれ、アニメに始まってゲームから模型まで例外なく、堂々とした巨大戦艦として描写されている。
問題は公式としての諸元が更新されておらず、現在でもすでに無実化した全長682mが公式のまま、延々と取り残されていることである。バトルシップコレクションのミニブック解説でも、全長は682mとあるが、じつはヴィルヘルミナ級の……と、断り書きを入れている。
というわけで、便宜上の都合として出している推定値1124mは、ヴィルヘルミナ全長1116m×(当初の設定全長682m÷標準型戦艦の全長677m)より算出している。幅と高さは単純に倍率比である。元となった戦艦より全長が若干伸びているのは、母艦機能スペースの都合で、上部のサブエンジンが後ろにずれているからだ。
そのためか大気圏航行用の空気採取口(エア・インテーク)が4箇所も見られ、メイン・サブすべてのエンジンを稼動させないと惑星降下が出来ない特別仕様のようだ。
執筆中 [6枚目以降はバトルシップコレクションの写真を使用予定]
あああ
1/5000ガレージキット(提供ウォルフ(Wolfgang)さま)
機雷搭載型
制宙権(制空権)を得るための対艦戦闘艇で、全長56mとやや大型ながら単座式。正面に配置した24門のレールガンを至近から乱射し、その瞬間火力でもって戦艦をも容易に沈めてしまう。レールガンの代わりに機雷を4基装備したタイプもある。 大きいぶん、先輩のワルキューレや同盟のスパルタニアンよりはるかに重武装で、第4次ティアマト会戦ではレーザー水爆ミサイルに匹敵する威力の弾頭を搭載した機体もいた。
当初はワルキューレの、スパルタニアンに劣る攻撃性能を補うべく開発されたが、結果的にスパルタニアン対策にはならなかったようで、打撃力を活かした対艦攻撃・施設爆撃を任されるようになっている。 操縦席の位置は中心軸から左舷側にずれている。正面装甲も左舷だけ部分的に露出している。こういった細部の左右非対称は銀英伝の艦艇には意外と多いが、非対称となる装置は1つで済むものが多く、武装ポイントや整備・通信・機動関係などの設備はほとんど左右対称となっている。
雷撃艇といえばウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ提督で、集中投入による攪乱・突撃戦術を得意とした。後に同盟軍に移ってもスパルタニアンを効果的に運用している。 戦闘に特化しているためワープ能力は持たず、母艦が必要となる。大きすぎるがゆえ一般の艦に雷撃艇は収納できないが、雷撃艇母艦の実戦配備が本格化したのはリップシュタット戦役終結後であり、それまでは輸送艦や工作艦のお世話になっていたと思われる。 推進装置は4つ見えるが、銀色に輝く円盤が側面に1つしか見られないため、動力炉は1基である。この丸い部位は動力炉直通のメンテナンス・ベイで、強固に作られている。
円盤の前側斜め下には本当は帝国軍のマーキング(ゴールデンバウム王朝またはローエングラム王朝)があるが、模型はわずか1.1cmしかないため、1ミリ以下ともなるマークの再現は米粒に字が書ける人でも呼んでこない限り難しい。
機雷搭載型
制宙権(制空権)を得るための対艦戦闘艇で、全長56mとやや大型ながら単座式。正面に配置した24門のレールガンを至近から乱射し、その瞬間火力でもって戦艦をも容易に沈めてしまう。レールガンの代わりに機雷を4基装備したタイプもある。 大きいぶん、先輩のワルキューレや同盟のスパルタニアンよりはるかに重武装で、第4次ティアマト会戦ではレーザー水爆ミサイルに匹敵する威力の弾頭を搭載した機体もいた。
当初はワルキューレの、スパルタニアンに劣る攻撃性能を補うべく開発されたが、結果的にスパルタニアン対策にはならなかったようで、打撃力を活かした対艦攻撃・施設爆撃を任されるようになっている。 操縦席の位置は中心軸から左舷側にずれている。正面装甲も左舷だけ部分的に露出している。こういった細部の左右非対称は銀英伝の艦艇には意外と多いが、非対称となる装置は1つで済むものが多く、武装ポイントや整備・通信・機動関係などの設備はほとんど左右対称となっている。
雷撃艇といえばウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ提督で、集中投入による攪乱・突撃戦術を得意とした。後に同盟軍に移ってもスパルタニアンを効果的に運用している。 戦闘に特化しているためワープ能力は持たず、母艦が必要となる。大きすぎるがゆえ一般の艦に雷撃艇は収納できないが、雷撃艇母艦の実戦配備が本格化したのはリップシュタット戦役終結後であり、それまでは輸送艦や工作艦のお世話になっていたと思われる。 推進装置は4つ見えるが、銀色に輝く円盤が側面に1つしか見られないため、動力炉は1基である。この丸い部位は動力炉直通のメンテナンス・ベイで、強固に作られている。
円盤の前側斜め下には本当は帝国軍のマーキング(ゴールデンバウム王朝またはローエングラム王朝)があるが、模型はわずか1.1cmしかないため、1ミリ以下ともなるマークの再現は米粒に字が書ける人でも呼んでこない限り難しい。