ヨーツンハイム Jotunheim

全長1189m 全幅252m 全高290m 帝国軍ケンプ艦隊
長大重厚な巨大戦艦で、カール・グズタフ・ケンプに下賜された。ヨーツンハイム級の1番艦とされるが、2番艦とされてきたガルガ・ファルムルはヨーツンハイムを踏み台とした発展系らしい。
ヨーツンハイムは門閥貴族たちの好んだ超巨大旗艦建造期の末期に誕生した、確認されている範囲で史上2番目に長大な戦艦である。艦体が大きくなると巨大な動力炉を搭載できるため、ヨーツンハイムは攻撃力において他の特殊旗艦に秀でている。防御性能も高いようだ。
巨体ゆえの大容量を利用して艦尾には母艦に匹敵する大量のワルキューレを抱えており、航空戦艦と呼べる。ワルキューレは最後尾上部の開放式スリットから出撃する。量産艦では搭載スペースの制約から横面からでないと発艦できない仕様で、出撃の瞬間はかなり危険だ。ヨーツンハイムの選択は合理的といえるだろう。後継艦のガルガ・ファルムルも同様の艦尾出撃である。
ケンプ提督は元パイロットの撃墜王であり、航空戦艦の主人となったのは適材適所の見本といえる。アムリッツァ前哨戦において相対した第13艦隊の撃墜王を2人も倒しており、ワルキューレ乗りのボスとして面目を保った。ヨーツンハイムそのものは第8次イゼルローン攻防戦でガイエスブルク要塞の爆発と共に失われた。
艦名はゲルマン神話に登場する、世界の果てにある巨人たちの土地。
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