Myethos イース・オリジン 1/8 フィーナ フィギュアレビュー
魔法王国イースの女神。 初出は1987年。古いキャラだ。 商業フィギュアになるのはたぶん11年ぶりくらい。 メーカーは中国系ミートス。 神話・歴史・伝承を好んで立体化しており、趣味と実益を地で行く楽しいメーカーだ。 そこが今回選んだのは、30年以上に渡ってマイナーながらシリーズを重ねてきたイースの重要キャラにして女神のフィーナ。 モチーフは2006年くらいのイース・オリジン版のようだ。 それからしてすでに発表から15年も経過している。 翼を広げた女神さま。 ディテール量というより、表現量と記したほうがいい造形の統一感。 ミートスのフィギュアにはストーリーが秘められている。 それはただの置物でなく、バックストーリーを感じさせる存在。 その実在感のために重ねられるディテールという、表現の正統派。 このメーカーのフィギュア、初期の作品をだいぶ買い損ねてる。惜しい。 以降はちょっとでも気になれば即座に予約を入れるようになってる。 たとえ目をつむっていようとも。 萌えフィギュアは目を閉じると売れなくなる。それはパンツのあるなしでも同じように。 過去には元イラストや演出シーンで目をつむっていたのに、フィギュア化では目を開いたり、かぼパンなのにショーツになったり、売れるための改変がなされてきて。 ミートスは表現優先。 最近も眠れる森の美女を発表したりなど、表現を攻めてるぜ。 セオリーに迎合しない、すなわち過度に媚びない姿勢は、固定ファンを生む。 ほらこんな翼の表現。ファンになってしまい、メーカー買いの対象となっても仕方なかろう。 アップで見ると細かいアラなどは散見されるが、細かいところを気にするタイプのフィギュアではない。迎えるフィギュアは嫁(作品)でなく表現物、すなわち工芸であろう。 黒珍珠(黒真珠) 背中など きれい 足とか 純白 下○のディテールは最低限だ。そういうのを求めるタイプのフィギュアでもないしね。あるだけでヨシ!