海洋堂 よつばと! よつばとリボルテックDX夏休みセット 崖の上のポニョ編 フィギュアレビュー
夏休みに合わせてリリース。よつばと!といえば夏休み。1話で休みに入り、6巻はじめまで夏休みだった。この間は1日1話が3年にも渡って淡々と守られていたが、新学期開始後は伸びたり縮んだり。思えばリアル時間で3年間もかけて夏休みを描写しつづけ、最後まで貫いた漫画ってよつばとがはじめてかも。
「あ、ひまわりだ」
「よつばはひまわりすきだぞ」
「おっきーなひまわり」
「おもいたすけて」
かわだ。
「よしのがわという。おぼえておけやんだ」
「むしをつかまえにきた」
「さめうらだむでけーな。さすがしこくいちはびっぐ」
「むしはどこだ」
だむこひろいな。
「とれない……つかれた。よつばはつかれました」
「じんせいってなんだろう。じんせいってうまいか?」
「よつばのむしはぜろだけど、みずはいっぱい」
ここはがけのうえか。
「つりはたのしいぞ!」
「つれた! じゃんぼよりはやくつれた! とーちゃんにもよつばきっとかった」
「……おまえさかなか?」
「…………」
「さかなか?」
「――ぽにょ」
「よくわからないけど、こんやはさかなかれーだ」
!!
!!!
「たべるの、だめー!」
「だれだおまえ! よつばのまねすんな」
「ぽにょ、よつば。よつばのぽにょ」
「よつばのけらいになるならまねしてもいいぞ。ついてこい」
「うん」
さめうらだむのちかくににほんいちのいちょうがあった。
「じしょうだけどな!」
にほんいちはにせものだけど、たかさよんじゅうめーとるはほんものとためはるって。
「ためってなんだ? うまいか? うまいならきっとむしもいる!」
「ぽにょもむしとる。とってたべる!」
「だめ、むしはたべない。おなかこわす」
ちちいちょうはみきがふるくてすごいかたちだ。
せきひがあった。
「よめない。よつばにはむつかしい」
「なんだこれ」
「いくぞぽにょ」
「うん」
「けんだ。ぬくとえいゆうになるとくべつせい」
「よつばはちきゅうをまもる!」
おかしい。くーらーもがまんしたよいこなのに。
「ぽにょもやる!」
「ぬけたよー!」
「すごいやつだなぽにょ」
「おとだ」
「いくー!」
なにかいるぞ!
「封印解除――私はお金で動く」
「よつばよつば、これってむし?」
「ちがう。ろぼっとだ。えらいえらいろぼっと」
「かくごしろ!」
「かくご!」
「かく!」
「か!」
「まえのれびゅーではぜんめつしたけどこんかいはぐれーとじゃないからかてる!」
「いじめるの、だめー」
「だれだ」
「よつばだけど、よつばじゃない」
「にせものー!」
「にせものじゃないもん、ぽにょだもん」
「うわあ」
「すごいちからだ」
「…………」
「ちからじゃないよ、まほうだよ」
「ぽにょのかちっ」
「……こちらのよつばは疲れて寝たか」
「私たちが出てきた意味っていったい?」
「むしとるー」
「違う、断じて違う!」