東方Project 愉快な忘れ傘 1/8 多々良小傘 フィギュアレビュー
脅かされても怖くない可愛い妖怪だぜ。 かわいい系キャラが苦手だという認識のあきやまあきお氏原型だったので、個人的な前評価はさほど高くなかった。 ところが届いた現物は、商品管理の甘さを除けば、なかなか良いじゃなイカ。グリフォンはたまにこういうのを出すからつい買ってしまう。 いつもより特大掲載しているように見えるけど、うちの基準がキャラ本体の表示サイズ(スケール物は立像700~900ピクセル相当)に準ずるので、傘のぶんがまるまる嵩上げされているだけだ。 そのぶん傘の存在感がすごい。種族名は一本だたら。一本足の傘の妖怪だ。 つまり本体は傘のほう……? まあいいや深く考えないほうがいい。東方だし。 小傘のかわいさもあるが、やはりでかい傘のインパクトも作品としてのこのフィギュアの価値を高めているようだ。 ライティングには気を遣ったつもりだが、怖さと可愛さを両立させる光の加減はちょっとわからない。 いつもは平らたくやや面長で鼻の丸いあきやまあきお標準的な二十代的お姉さん顔が、普通にミドルティーン系の顔バランスを取っている。これをさらに進めれば、ローティーンバランスのi-con氏になる。 ベストアングルは正面。べろべろばぁ。ただ驚かすことだけが目的の、実害はない変わった妖怪だ。それがゆえに可愛いのがコンプレックスになっているが、可愛くないふうにするのがいやなようで、やはり可愛らしくなる。 設定と内容がきちんと合っていて、いい作品だ。あきやまあきお氏も造形コントロールを覚えたのか、それとも単なる偶然か。なんにせよ好きなキャラの一人だけに、お気に入りになりそうだ。 髪など 胸はないようだ。スレンダーロリ。 雨の中にたたずむ感じで、長袖。雨の季節は冷やさないように、長袖。 背中はとくになにもなし。東方キャラの背中はシンプルな子が多い。 でかい傘。小傘はただの下半身的存在で、こちらが本体か、との疑惑も。じつはこの見かけで「女の子」の傘かも。 ちっちゃい足。自立行動できる? 傘の内側。部品精度がやや粗め。重さを考えればしょうがないかも。傘パーツはとても重いので、ちょっとした傘への衝撃で、持ってる柄の部位がぽっきり折れる危険がある。飾るとすれば、不用意に腕などが当たってしまうような場所にはけして置かないのが肝要だろう。あるいは未開封もひとつの決断だ。 スカート 水玉はかわいい。かわいいは正義だ。 素足&下駄の、破壊力。 プレートは当然のように和傘だ。 スカートが短いキャラは東方でもぱんつになりがち。 2011年9月発売のグリフォン東方4体はすべてパンツだったぜ、なぜか。まあいいやぱんつぱんつ。 人類はぱんつを見るために数百万年かけて進化してきたのだ。 クロッチやヒップの布の張りなど、最低限の造形はしてくれているが、基本はプライズレベルだ。東方フィギュアにエロは期待してはいけない。ほぼおまけ要素だね。 ステージ1~2面のキャラはフィギュアになる確率がどうしても低い(突発的なフィギュア化人気を博してるチルノを除く)ので、この小傘は貴重だね。