東方Project 小さな百鬼夜行 1/8 伊吹萃香 フィギュアレビュー

発売:2011/03:グリフォンエンタープライズ 原型:i-con

東方ロリキャラ列伝において特筆すべき「見た目幼女キャラ」が伊吹萃香だろう。有名な二次創作楽曲では「つるぺったん」「幼女のくせに大酒豪」と、別の歌では「自分で、呑んでる、幼女が!」と来る。その傾向は同人誌でも似たようなもので、これほど小ささが強調されることの多いキャラは他にはいない。 だから萃香のフィギュア化は個人的にとても待ち遠しかった。原型はグリフォンの誇るロリ化伝道者、i-con氏だ。 普通のキャラでもロリ化させてしまうi-con氏の手管にかかれば、真性ロリ外見の萃香がどのような作品に仕上がるかは、いうまでもない。 見応えのあるフィギュアで、情報量も多めとなっている。 この幼女鬼は東方Projectのキャラクター群でも比較的デザインが複雑なほうだ。 それゆえか両腕と髪以外とくに動きがあるわけでもないのに、後ろから見ても良い感じだ。 頭身は5.5から6ほど。大きさはてゐとおなじくらいかやや大きめだ。 鎖は本物だ。グリフォンで金属部品が積極的に使われるのは珍しい。おかげでリアルさが増している。 キャラが小さいので台座はオーバーサイズだね。共通規格なんでしょうがないけど。 登場がZUN絵のくびきより開放された外伝ゲーム萃夢想だっただけに、萃香のビジュアルイメージはもっぱら黄昏フロンティア版が軸となっている。神主による設定画もあるにはあるが、細部はどうしても萃夢想の中心絵師alphes氏の解釈に依存する割合が高い。 初となる公式スケールフィギュアも、アイプリントがalphes風味となった。ただし各所の塗装はいつもの通りで、いわゆるalphes塗りとはなっていない。瞳パーツ限定だ。顔の全体的な似てる似てないは東方ではいつも通りのことで、根本的に意味をなさない。あるのは可愛いか可愛くないか、またはアリかナシか、ただそれだけだ。 このポージングはalphes氏っぽいかな。じゅうぶんに可愛い萃香だ。この子のリアル頭身フィギュアはすでにfigmaが発表されており、キャラの人気から今後も1~2種類は期待できるだろう。グリフォン版が満足できなかった人も、待てば海路の日和ありだ。 そういう待つのがイヤな人は、素直にこの子を求めよう。可愛いは正義だ。 角だぜ。 でかいリボンもZUN帽的なものだ。 髪の毛は細部の明暗がはっきりしている。 髪の末端。 胸元周辺 ぺったんぺったんつるぺったんだ。 酒豪幼女にもワキ属性があった。嬉しい誤算だね。 髪に覆われた背中。 肩や胸近くの露出境界から、シャツの奥にも肌の造形があることが示唆される。じつは強制キャストオフ機能があり、ロリ胸のほのかな盛り上がりが造形されている。ネットで観た範囲では、乳首まではない。脱がせば干渉するパーツも多いため、確実に激しい色移りが起こるし、接着剤痕の問題もある。原状回復など慣れている私でも無理なレベルだから、個人的には脱がさないことを薦める。 永遠に酒が出る謎のひょうたん。 じゃらじゃらしたウエスト部。 まるで積み木みたいな鎖の先端はなにかを象徴してるらしい。 3重のスカート。 かわいい靴だ。 ネームプレートにひょうたん。 下○は設定通りドロワース。

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