東方Project 1/8博麗霊夢 松倉ねむVer. フィギュアレビュー

発売:2011/05:コトブキヤ 原型:横嶋真平(剛本堂)

東方ブレイク前夜にワンダーショーケースへ選出された渾身の作品、PVC完成品化!コトブキヤより好き嫌いが分かれること確実な有名ガレージキットの完成品が出た。レビューしているから、うちでは速攻で予約してたよ。PVC版は迫力が若干低下しているが、PVC化を想定して造形したわけもないし、仕方ないかな。元は2007年夏ごろ、つまりほぼ4年も前のフィギュアか。頭から足の先まで、すべてのパーツが「動」を意識している。大胆なスカートだぜ。躍動するフィギュアはどの方向から見ても楽しいものだ。これだけ素足がはだけてると、長いスカートも防御力を失うね。服の揺れ方が演出優先か骨格をやや無視している感じで、線が固定化されているフィギュアなのに、まるでラフ画のような印象だ。斜め上より。正確さよりも勢いを大事にする作品だね。この辺が、松倉ねむバージョン霊夢の評価を分けてるのだろう。人を選ぶからには、好きな人は思いきり気に入る。デザインラインとなっている松倉ねむ氏は、東方三月精の初期担当漫画家だ。その画風は線がきっちりとは定まらず振れのおおきいラフ系だ。それがこのフィギュアにもよく出ている。似ている度は――ちょっと分からない。すくなくとも今の絵とはあまり似てないようだけど、本来の比較対象は4〜5年前だしね。ガレキ版にあった顔面造形の癖っぽさはPVC化にあたって幾分か修正されている。おおきいのは下膨れ感が消されている。ただし松倉絵にフィギュアになると見た目で不利になる、頬ラインのそういう要素が含まれるのも確かだ。リボン髪の毛。ここは松倉ねむ氏の勢いをよく再現している。胸元正面腋巫女だからワキを眺めないとね。背中なり。後ろのこの部分は人によって解釈がおおきく異なる。セーラー服みたいな形状だ。独立袖。爪にマニキュアでおしゃれしてる。こちらはお馴染み、神道の御札。せなかのでかいリボン。もちろん左右非対称。封魔の力が風を呼び、それになびくスカート。ぱんつがチラっときれいな足。台座だぜ。下着はぱんつに。スカートがスカートだし。表側にほとんど吹かれていないグラデーション効果が、なぜかスカートの裏地全面にびっしりと。ひだが細部まで分かる。ぱんつもグラデか。まさかのスカート内側限定の遷移色塗装とは。下着はシンプルでシワやスジがあるわけではない。作品性の強いフィギュアにそういうエロはあまり要らないし。それでもヒップ側はそれなりなロリ尻だった。凝っていても興奮する輩がいれば、シンプルで味気なくともむしろそのほうが喜ぶ変態もいるんだよね、ロリコンには。

東方Project レビューリスト
2011年発売フィギュア レビューリスト