東方Project 1/8 博麗霊夢 -香霖堂Ver.- フィギュアレビュー
やるじゃんグリフォン! 霊夢の決定版といえるフィギュアが出た。といってもアレンジ衣装だが。 見よ、この迫力と存在感を。顔面の発色が髪など周囲の塗料からの反射を受けてやや赤色へと引きずられるのを除けば、完璧といえる出来映えだ。 もちろんアルターやメガハウス、グッスマ、マックスといった最高ランクのメーカーと比べればアラはある。ただし近寄って探さないと、気がつかないんじゃない? ってレベルだと思う。 フィギュアなんてたいていあまり凝視せず、全体や顔を見て「ウホッ!」って悶えるもんだしね。あとスカートの中。そのくらい。 だから第一印象でぞっこんにすりゃ、細かいこたあどうでもいいんだよ。それが今回、しっかり成功しているのが、グリフォンやるじゃんな2012年5月末、グリフォン東方物フィギュア3体に共通している特徴だ。 気に入れば写真撮影も解説文書もノリノリになるわけで、写真点数・文章量ともに、多いほうだぜこりゃ。 香霖堂魔理沙は箒だけしか持ってないが、霊夢はお札と祓い棒、両方とも装備している。 フィギュアは一瞬を切り取るものとはいえ、ずっと飾っておくものだから、そこにいろいろと盛り込んで出来るだけ特徴を出させようというのはメーカーが力を入れたフィギュアで見られる現象だ。つまりこの霊夢は、そういう良い方向のベクトルが働いた作品だ、といえる。 斜め上より。重力を無視して広がった布がうまいぐあいに空間を埋めて、霊夢を飾り立てる。 顔を見てみよう。 ベストアングルはこの正面だろうな。ちなみにデザインの絵柄とはまったく似ていない。それでも満足度はとても高い。東方は似せなくとも良いので。 パーティングラインがちょくちょく目立つなどパーツ精度はさほど高くはないが、そんなアラはどうでもいいくらい、印象は良い。やはり顔は人形の命だな。それとこの上半身の情報量の多さも。 どこから見ても破綻のない可愛い顔に、その周辺を飾り立てる女の子なパーツ群の数々。それらがしっかりしてさえいれば、萌えフィギュアの評価は大方が決する。 かわいいは正義、とは苺ましまろの宣伝コピーだが、よく言ったものだ。 霊夢のリボン。ふわふわ。グリフォンらしいパーツのダルさがやや見られるが、どうでもいいよってレベル。こういうとこでケチ付けてこのフィギュアは駄作だって言うやつがいれば、東方ファンから殴られても文句はいえまい。好きな作品の好きなキャラのフィギュアを買うってのは、そういうことだ。ああ、そういうの、自分自身があまり徹底できてない気がする。しょせんは主観ってことか。 ちなみに商品管理も今回はかなりレベルが高く、おなじ2012年5月末に届いたほかの東方2体も、色ムラや散ったものとか、変な汚れとか、目立つものはなかった。魔理沙の背中に指紋がうっすらあったくらいかな。 ワキ巫女がたまらねえ。 見事なワキだな。左右とも開いてるよ。こういうところでも、おすすめな霊夢フィギュアだ。 袖のたなびきも立派なものだ。 小物類 背中を拝む。リボンだらけだな。 スカートは独特のパーツ構成で、外側を袴的なイメージを浮かべるものが覆う構造となっている。 後ろは独特の袴ライクな、しかし大きく広がったスカート。 スカートの前側は広がっていて、若い子の素足が膝上まで露出している。 個人マークはリボン。 意外だったのは、下○だ。 普通のパンツだった。パンチラ写真からも分かると思うが、フリル付きのやつ。 しかも妙にアダルト風味が強い。 おしり側の食い込みは立派なものだ。みょんの頃からi-con氏の下○造型はヒップがエロいことが多い。 最後に正面より接写。ローライズほどではないが、布量もかなり少なそうだ。思わぬ目の保養となった。