東方Project 山のテレグノシス 1/8 犬走椛 フィギュアレビュー

発売:2011/03:グリフォンエンタープライズ 原型:あきやまあきお

スケールで二度と出る見込みのないレアフィギュア。確保するならお早めに。 なまえの「もみじ」にちなみ、箱絵は秋の紅葉まっさかり。 東方風神禄4面中ボス。4面の中ボスは難易度バランスの狭間にあって損な役回りだろう。 プレイヤーはほぼフルパワー状態にあることが多く、登場して1分かそこらで撃破されてしまう。ほんのつかの間の出演だ。 そういう四面中ボスの中で、もみじは比較的人気のあるキャラだ。同人誌などでもよく登場する。扱いはひどいことが多いけど。当て馬とか総受けとか。 犬走椛の際だった特徴は、手に持つ武具かな。弾幕シューティングの特性から、近接殺傷武器を誇示するキャラは、東方ではごく少ない。 それでいて椛の持つ武器は、男でも簡単には持てないほどでかい。 みょんの長刀・楼観剣を凌駕するボリュームで、フィギュアでもかなり目立っている。 もみじのもうひとつの特徴は「もみじ」のデザインか。盾やスカートに。 白い髪は彼女の種族の特色らしい。頭頂を見れば天狗だと分かるが、細かい分類では白狼らしい。一種の人狼みたいなもので、その天狗版ってところか。天狗の「狗」は本来「犬」のことで、犬走椛は天狗族の下っ端ながら、属性的には源流に近いかも。東方の設定的にはよく分からないけど。 顔の造型はサンプルとさして変わらない。グリフォンエンタープライズには実物がサンプルよりも良く見える嬉しい現象があり、同等だとなぜかがっかりする。いや同レベルか多少劣化するのがむしろ普通なのだが。 この顔は好き嫌いが分かれそうだ。普通すぎて、とくに良くもなく、悪くもなく。原型のあきやま氏は派手な動きの造型が得意で、グリフォン東方シリーズでは特別編での登板が多い。そのダイナミズムに埋没する状態であれば顔のマイナス要素は払拭されるのだが。 天狗の行者な被り物。 白い髪。 上着も白い。 背中と袖。ZUNらしいシンプルだけど押さえるべきところを外さないデザインだ。 それがこの大きく露出したワキ。巫女2人だけの専売特許じゃない。 モミジの葉が意匠された盾。 この長刀、長巻の柄を太刀並にカットした感じだ。長巻は長い柄があってこそ扱える薙刀系武器で、短柄だと超トップヘビーで人の手に負える代物ではないが、妖怪なので問題なく振り回している。 白い上着と対照的な漆黒のスカート。 燃えるような紅葉が控えめに飾り立てる。 狗神の尾。 足も天狗らしい高下駄だ。 ネームプレートの個人章は椛盾がチョイスされた。 スカートの中は意外にぱんつだった。防御が高く暗い奥底にあったので、露出をかなりオーバーに振った。 造型的には素っ気ない下○だが、おしりの形は良さそうだ。

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