東方Project 1/8霧雨魔理沙 松倉ねむVer. フィギュアレビュー

発売:2011/04:コトブキヤ 原型:横嶋真平(剛本堂)

コトブキヤよりかつて話題となったガレージキットが塗装済み完成品となった。まずは魔理沙が。つづけて5月に霊夢が発売となる。ガレキが出来た順はたしか霊夢のほうが半年ほど早かったと思う。2007〜2008年のことだ。2007年といえば東方プロジェクトはまだブレイク寸前の状態だった。PVCフィギュアもちいさなデフォルメ物しかない。それが2011年のいま、こうして忘れたころに発掘される楽しい状況となっている。この魔理沙は顔に関しては見る方向を選ぶだろう。デザインラインの元となった松倉ねむ氏の絵柄がゆらぎの大きいラフ系でイメージ的なため、フィギュアも影響を受けるのだろうか。ガレキを造った横嶋氏はプロユースの実績がまだ少なく、比較対象があまりないためよく分からない。ただ局所的なデフォルメの緩急をコントロールできるタイプで、無難なものから特殊化したものまで、かなり引き出しの多いオールマイティー造形家っぽそうだ。後ろから見れば、華奢な少女が元気にポーズを取っているさまが魅力的だ。じつは50体しか飾らない一軍フィギュアの中に、横嶋真平氏の作品が混じっていた。メガハウスのあずにゃんだ。かなりのお気に入り。だからそのあずにゃんより2〜3年ほど昔の作品とはいえ、造形的に安心して見られるフィギュアだと思う。癖があるように見えて、意図的にこういう形になっているのだ、という見方で。さてこのフィギュア、ちょっと細部に問題があって、黒い服のあちこちに白いものがチラチラしている。ホコリもあるが、目立つのはほとんどが塗料の色飛びで、コトブキヤにしては……という感想。たまたまの外れ個体であればいいのだが、それとも検品の基準が甘いのだろうか。顔は如実な角度限定だ。この角度だね。魔理沙のふてぶてしさを切り取る左右非対称の表情。それを表現するには、角度限定にならざるを得ないだろう。飾るならこの視線正面の角度で魔理沙を置こう。アイプリントが角度限定仕様のため、ほかの方向だと瞳が破綻する。下の角度ではとても見れたもんじゃない。平面顔といった造形上の作風や特徴を除いて、印刷によって角度限定となったフィギュアはあまり見たことがない。元のスタートが商用ではなく、作品となっているガレージキットならではかな。魔法使いの帽子を外してベストアングルで。ただの気の強そうな金髪少女だね。東方でいかに帽子の与えるビジュアルへの影響がおおきいかがよく分かるよ。帽子胸元。魔理沙は貧乳、これ世界万国共通の摂理で定説で法則で真理。白い布が厚ぼったいね。なんか力強い。背中側だぜ。手だぜ。ホウキだぜ。ただの木の棒だな。公式は竹箒だが、魔法使いっぽい定番の形状はこちらか。スカート。エプロンの襟部は小さめだ。エプロンの結び。スカートの裏側。ほどよい色っぽさで素足が覗いている。台座。露出は台座側に合わせている。通常露光だと暗すぎて凹凸が分からない。下は霊夢と違いショートズロースだった。いやあ、ぱんつじゃなくて残念。非パンツは元気の証でもあるかな。いつも空飛んでるし。かぼちゃの大股開き。宮崎アニメのかぼパンがこういう感じだな。

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