東方Project 霧雨魔理沙 とれたて!ほびーちゃんねる限定 フィギュアレビュー

発売:2012/06:ホビージャパン 原型:間崎祐介(桜前線)

ガレージキット有名作、堂々の迫力でPVC化。魔法は火力だぜ! 箱でけえぞおい。カメラも3mくらい離れてようやく写せた。開口窓は魔理沙よろしく星形だ。 イベントレポなどで見るガレキ版の神懸かりは量産化でさすがに薄れてしまうが、それでも実物のダイナミックさはすごいものだ。 今回のレビュー、一周写真がやたらと大きいが、これはフィギュア本体立像900~700ピクセル相当基準に依る。 魔法のホウキやエフェクトパーツのぶん、Web掲載縮小サイズが縦に伸びて軒並み1000ピクセル以上となった。 頭部にはギミック追加などによる改変が見られる。詳細はあとで記す。 後ろ姿は素晴らしい出来だな。 フィギュアが特大だったので、一周撮影に際し久しぶりにズームレンズを使おうかと思ったが、解像しきれそうにないのでなんとかマクロレンズで押し通した。 ちゃんとぐわぐわっと凄そうな姿が写せていればいいが。うちは演出写真系サイトからはほど遠く、まがりなりにもレビューサイトっぽく淡々とほぼ同条件での撮影を繰り返しているので。このフィギュアを箱から取り出して飾ったらこんな感じに見えるよってイメージのほうを優先みたいなー。 本業が雑誌とかで玩具事業は寡作なメーカー、ホビージャパンとしては、塗りもけっこうしっかりしている。以前はコトブキヤやメガハウスに開発依頼していたけど、最近は自社開発が多いね。 顔パーツを変更できる。これは最初の表情が不評だったので、コンパチ仕様にしたやつで、デフォは追加顔、下の写真は不評だった交換用だ。 顔を戻し見下ろしの図。でも今回の撮影はフィギュアがでかくて撮影距離も長いため、あまり角度付かなかった。 アップだぜ。元のガレキとは表情が違う。元はいかにもボーイッシュで勝ち気な「だぜ!」ってドヤ顔なのだ。白い歯も全力むき出しで。瞳はだいたい同じだ。 こちらは普通に可愛い女の子って感じだな。どちらがいいかは人次第かな。ガレキのイメージそのままだったコトブキヤの松倉ねむ魔理沙は、セールス的にイマイチだったらしいし。 で、PVC版発表当初の不評顔がこちら。正直、私もコレジャナイロボ感を否定できない。改悪の印象がある。 やはり魔理沙は瞳が大きめなほうが、自己主張も強くて良く似合う。そうそう、顔パーツ交換仕様のあおりを受けてか、前髪パーツが取り外し可能なよう? 形を変えられてしまった。派手に暴れてたのに、大人しくされちゃった。風に煽られる帽子や後ろ髪との表現バランスが崩れている。この改悪を行ったのが企画担当者か中国工場の複製原型師のいずれかは知らないが、センスのない奴が勝手に手を加えると、ろくなことにならない。 魔法使いよろしく縮れた帽子だよ。 そうそう、この表現だ。すばらしい。風が見える。 服の質感はさすが。墨入れでディテールアップ。 バストはあまりないんだぜ。 腕だよ。フリルが可愛いな。 短いマント状のなにかだよ。ここにもフリルが。フリルだらけで、全身から女の子だぜって主張してるな。いいフィギュアだ。 そしてポーズ的にかなり目立つのが、この黒いスカートだ。風にばさりばさりとアニメ的に揺れるカーテンのような様が、ど迫力。 ロングスカートによるアクションは、それだけスカートを際立たせるから、造型的にも見応えの出てくるパーツだ。 背中の結びも。 スカートが目立つぶん露出はさほどないが、足もしっかり存在感がある。 魔法のホウキとエフェクト。先端部がややデフォルメ表現で大きくなっている。この台座部分だけを見ても、間崎祐介氏の表現力は卓越している。第三者のしかも作品性を理解しない凡人による前髪パーツなどへの余計な手入れが残念だ。要素的に作品性の塊となりがちなハイレベルのガレージキットは、出来る限りそのままで再現してもらいたいものだね。もしくは手を加えるとしてもブラッシュアップの方向で。 ミニ八卦炉 エフェクトの色はなかなか。これは素直に量産化に感謝だな。 下はズロース。 でも縫合線による疑似スジという、おまけ付きであった。

東方Project レビューリスト
2012年発売フィギュア レビューリスト

© 2005~ Asahiwa.jp