フリーイング B-style To LOVEる-とらぶる-ダークネス 1/4 ネメシス バニーVer. フィギュアレビュー

発売:2022/09 原型:梓零

色白ネメシスちゃん。 サンプル段階まではそこそこ褐色肌だったよ! どこでなんの力が働いたのか、ポッパレにつづき肌色2回連続やべえ。 普通の肌色だけど、ネメシスだぜ。 この改悪?はフリーイングが指示するわけないと信じたい。工場のやっべえ判断を「いまさら再生産は無理」と押し通された形かな? 実状がいちいち明かされるわけないので想像するしかないけど、肌色以外は普通にいつものクオリティで作られており、全体的に手抜きしたというよりは、調色した人の妥協かなにかかなあこれ。 以前から特定工場では銀系の調色が適当といった感じで、デコマス彩色が意味をなしてない。 色の間違いのまま製品を出荷せざるを得ないほど生産スケジュールが押してるのか、または工場サイドの発言力が強くなってるのか。 想像に想像を重ねても仕方ないけど、とりあえず肌色以外はちゃんとできてるので、写真で確認されたし。 網タイツの仕上がりもいつも通りだし、股間は危ないぜ。 エロス方向のクオリティ、カワイイ方面の再現度もちゃんとしてる。 ただ肌色だけがおかしい。もしこれが作業時に褐色肌のPVC染色塗料を調達できなかったので、近い色で仕上げたとかってオチなら拍子抜けだよ。 というふうに、おもに彩色の正しさが以前より守られにくい状況が塗装済み完成品フィギュア市場では続いてる。 ポッパレではPVC成形後に薄く茶系のグラデ吹いてたけど、こちらはそれすらなし。 もし褐色肌PVCの混合色素材がなかったとして、塗料なら後付で可能としても、グラデ吹きして表面が弱くなった肌色PVCには網タイツを履かせられない。だから後で色付けるのも難しい―― なんにせよまあ、いまの量産現場の混乱ぶりを象徴するフィギュアのひとつになりそう。 コロナ禍の真っ最中もそうだったけど、ほかの大半の工程は無難に普通にこなせてる。 ただ一部だけがストンと抜ける。たとえば肌色PVCでは、強度の高いABSパーツの肌色成形とPVCとではちょっと調色を誤れば違和感しかなくなるので、その色合わせは万全であれば正確に行われているが―― アルター級のメーカーですら異なる肌色が混ざるなんて事態になっていた。一時期収まってたけど、ウクライナの戦争が始まって以降にまた再燃。 この色白ネメシスちゃんもその煽りを受けた形で、おそらくロシアのウクライナ侵攻がなければ土壇場での肌色の変更は起こらなかったと思われる。 貴重な深窓ネメシスだ。 網タイツ ちっぱい こかーん あとは接写で。 疑似まめ 完全に確信犯の微細エロ造形。よくやった。

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