神撃のバハムート 1/8 ディアドラグーン・フォルテ フィギュアレビュー

発売:2016/06:コトブキヤ寿屋 原型:小笠原健人/HIDE/西丸芳弘

3ヶ月ぶりのバハムート。 シリーズ最大ボリュームっぽい 超ベテラン含めた造型師3人掛かりの渾身なる竜騎士。 箱は普通の大きめに見えるが――迫力の片鱗が伺える。 イラストは虫麻呂氏。彼の監修がしっかり入ってるという。 それがこれ。表情以外はうまくイラストを再現できてる。というかあのイラストの表情(下アングルで上からな~~)を造型すると、高確率で角度限定になってしまうので難しい。 2次元の「魅力的な嘘」を立体へ落とし込むのは至難の業なので、実物を前にしてるから断言できる。 こいつは「良いフィギュア」だと。 工芸品として美術の域に迫ってるが、量産品である以上、芸術として一般はけっして認めない。すくなくとも今のところは。 時代がまだオタク物件にアートへの昇華を拒否している。基本は一点主義だ。 数十年くらいして稀少になっていれば、たぶんようやく認められるだろう。金持ちの収集道楽などを起点として。ここまでレベルの上昇した最近のスケールフィギュアだから、半世紀後くらいでも通用するはずだ。 黒を基調に赤と白のコントラストが見事。 撮影開始は朝の8時でアップが午後15時。かなりの手間だぜ。 こういう大物フィギュアで明確なエロスがないものは案外レビューされにくい。神撃のバハムートもアニメ化されてないのでどうしてもアレだ。 まさかこのレベルのフィギュアを発売一ヶ月近く経っても巡回先でどこも扱ってないとは思わなかった。それほど非アニメ化作品は厳しいぜ。 うちには発売直後に届いてたが、仕事やサイト構成などゴタゴタがあって遅れてた。見た瞬間に半日仕事になるのは分かってたから、時期を伺ってたぜ。 いい仕事してまっせコトブキヤさん。 米国で流行してるポップ的な現像。Nikコレクションのフィルタ。 日本に多い伝統的な写実系の現像。コントラスト強調はしてない。使ってるレンズがカールツァイスなので自然と色乗りが補強される。ニコン純正ならすこし淡泊(色白美肌)になる。 アート系撮影に多い暗い照明。露光3秒。 バストアップ 原作ゲームはプレイしてないのでアレだが、いいフィギュアだ。 このあたりが正面。 ベストアングルは視線正面。イラストはすこし下から見上げる。 メリハリよし。 頭部。塗りが細かい。鎧部分に塗りのアラがあるが気にならなかった。さすがに顔や髪なら気になるだろうが、たかが鎧だ。凛々しい女騎士という萌え属性の補強成分にすぎん。どういう心理かなと思ったら、グッスマ工場の特番で検品で比重の区分けを説明してた。鎧だから許容されるアラは、顔の塗りや前髪では不良品として捨てられる。コトブキヤとて20年近くもこういう仕事をしてるから、重視すべきところと上手に手を抜くところを知り尽くしている。欲しいか迷ってる人は、実物を手にする意思のない人の意見は聞かないほうがいいだろう。それは商売上の事情を理解せぬ難癖の可能性がある。実際購入して手にしたとき、顔や肌や下○さえ綺麗なら、案外気にならないものだ。こういう部分の硬軟で、コトブキヤは他社より安い価格を維持している。 髪の複雑な入り組みよう。感心した。こりゃ造型師3人要るわけだ。 鎧とか バストは並。巨乳なら買ってない。 白い槍。先が細く、破損に注意。 黒い槍。 背中――あまり見えないな。 角度を取った。ぱんつはスカートと同色系統。 フォルテのマントは特殊なようで、炎みたいに不定形っぽいね。 台座はラメ。 ぱ○つ おしりの健康的な線。 直接的なエロはないが、まあまあだぜ。 ファンタジーなお姉さんでモロエロ系が苦手な向きに、このフォルテはオススメ。 アップ

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