Q-joyシャナ&ななついろセレクション たまらん フィギュアレビュー

■うんこさ行 な行
発売:2008/02:バンダイ

1体800円という値段、似てない顔、露出しまくりな関節、男でも通じる体格、1990年代後半テイストな味わい……トドメに「Qjoy」かな打ちが「たまらん」。 2006年にコナミが武装神姫を仕掛けて以降、2008年3月現在まで継続している萌え方面のアクションフィギュアブーム。それを支えているのが最新技術であるのは間違いないが、乗り遅れまいとバンダイが投入したのは、素材以外急ごしらえの既存技術で構成された「たまらん」だった。
前世紀末ならともかく、今日の水準でこんなものに萌えるわけもなく。発売直後からネットオークションの相場は半額、店頭でも投げ売りが見られる体たらく。私も半値でゲットした口だ。 ならばQ-joyシリーズの存在意義とはなんだろう――いうまでもなく、共通関節球を利用したネタ。バンダイはパーツ組み合わせのカスタマイズを推奨していたが、斜め上をゆく弄ばれぶりで人気者(?)になろうとは、きっと大望本懐の狂喜乱舞に違いない!
ハルヒにつづく第2弾は灼眼のシャナとななついろ★ドロップス、いとうのいぢキャラで固めたラインアップの、似てる度は深海の暗闇。 シャナ 刀柔らかい。 こっち見んな。 いとうのいぢっぽさなんてまったくない。
タイトル名がシャナ&ななついろセレクションとなる前、一時期Q-joyいとうのいぢなんたらと出ていた。さすがにこれで「いとうのいぢ」は拙いと思ったのだろう。 手は赤ちゃんみたい。 こんな細長い部品をABSじゃなくふにゃふにゃPVCで成型しちゃうのは、フィギュア業界広しといえどもバンダイだけ。対象年齢15歳と箱書きしてるからには、なんたら法で訴えられる畏れもないだろうに。 下○ パンツなんて嘘だぜ。 吉田一美 歌舞伎でこんなポーズとかありそうな気がして。 普通なら似合わないんだが……Q-joyおそるべし。 今回の一番人気、吉田嬢。でも可愛いからじゃない。 手足が無色で、水着なので合体ネタとかでいろいろ汎用性が利くのだ。髪が少なく、頭部が軽いのも買われている。美少女としてまったく相手にされてない吉田さん哀れ。 刻印はせめて足裏にしてくれよママン…… 胸はちょっとあるけど、本来よりは控えめ。 秋姫すもも おひけえなすって。 タイトル名から「いとうのいぢ」が消されたため、ななついろ★ドロップスがメジャーコンテンツ灼眼のシャナとセットでラインアップされる意味はほとんどなくなっている。作品としての知名度が雲泥だからだ。 つまりは、不人気。 実際、Q-joy第2弾によるネタ写真はシャナ側の2種がほとんどだ。こんな顔だし。 貧乳とか絶対領域とか、どうでもいい。 もちろんパンツとかもどうでもいい。 結城ノナ すももよりはかろうじて需要があるっぽい。水着で動きがあるから。 水着だともう、関節剥き出し剥き出しバリバリ。 なんとなく謎の格闘ポーズ。 コマネチ! おしり 2作品の主役が話している。 「シャナちゃんの人気を私のものにしたい。やはりちっちゃいほうが良いのかな」
「私のほうが胸も大きいのにどうしてすももには彼氏が……スタイル良くないとナイスな胸を活かせないのかしら」 「…………」
「…………」 「おまえの背丈を分けてくれ」 「あなたに私の身長をあげる」 「合体!」
「69かよ」 「やった! 悠二くんは私のものよ」 「モテモテで星のしずくもみんな私のもの!」 「やあやあそこな主人公さん方、新しい私たちを……」 「ごめんなさい」 模型裏@ふたば投稿ネタのアレンジで。 「みろ、このみにくい姿を!」 「……ん?」 「ちょっと、元祖の頭は私よ。いまはかなりミニマムだけど」 「狩る!」 「刀なんて卑怯じゃない」
「……うふふふ、おいしそう」 また模型裏@ふたばネタのアレンジ。
「さあみんな、準備はいい?」 「OKにょろ!」 「問題なし!」 「さあ拝みなさい!」

灼眼のシャナ シリーズ レビューリスト
2008年発売フィギュア レビューリスト

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