美少女戦士セーラームーン HGIFセーラームーンワールド1~5セーラー戦士 フィギュアレビュー
1~5各6種ずつ全30種のうち、セーラー戦士のみ15種。セーラームーンは当時全国の民放でよく放送されており、セーラームーンワールドはアニメ化10周年を記念してバンダイが企画したシリーズだった。力を入れたおかげで出来は当時のHGIFの水準をかなり上回るものとなった……あ! よつば入れるの忘れてた!HGIF規格のセーラー戦士は他に3の懸賞ミュージカル版彩色セーラームーンと、ムック本「フィギュアマニアックス バンダイ・ベンダーフィギュアスペシャル」(2005年発売)のおまけで原作版セーラームーンがいるが、両方とも持っていない。前者は当時外れネットオークションでも万単位と高額なので、後者は今更感が強くて入手していない。
ワールド1 セーラームーン(月野うさぎ)withよつばドジっ子主人公
バンダイのベンダーものはこの時期まだ、背中等に無粋な彫り文字があった。もうすこし後になって、台座のほうに印刷されるようになる。セーラームーンワールドの台座は透明なかまぼこだったが、現物は経年劣化ですでに白濁しており、またどれが誰のものか分かり難くなっているので、今回のレビューでは一切使用しなかった。
ワールド1 セーラーマーキュリー(水野亜美) 天才少女
セーラーサターンと人気を競った。
ワールド1 セーラーマーズ(火野レイ) 巫女少女
同時期かすこし前に出た食玩のレイちゃんが「悪霊退散」なお札パーツを持っており、それをこのレイちゃんの左手に持たせるとよりポーズが決まっていた。
ワールド1 セーラージュピター(木野まこと) スレンダーなスポーツ少女
ワールド1 セーラーヴィーナス(愛野美奈子)
初代メンバーの中では一番最初にセーラー戦士になった。
ワールド2 スーパーセーラームーン 2段階変身
クリアパーツが効率的に使用されている
ワールド2 セーラーちびムーン(ちびうさ) 未来からやってきたうさぎの娘
ワールド2 セーラーウラヌス(天王はるか) 弱レズ高校生(攻め)
ワールド2 セーラーネプチューン(海王みちる) 弱レズ高校生(受け)
ワールド2 セーラーサターン(土萠ほたる/土萌ほたる) 病弱小学生
亜美ちゃんとセーラームーン最萌ヒロインを争った。ストーリーの鍵を握っていた少女。この子の貢献は「萌え」の普及にある。萌えの語源は「燃え」の誤変換などとされ、その後「萌(萠)」を名前に含む少女キャラが注目されるたびオタク界隈に広まっていった。だが世間一般にまで浸透させたのは土萠ほたるであった。それはセーラームーンが社会現象にまでなったお化け作品であったことも大きいが、ともかく史上初の本格萌えキャラだった。ほたる以前にももちろん無数の萌えキャラが存在するが、現在の視点から見たあくまで後付けの遡及適用であって、ほたるはリアルタイムで「萌え」と呼ばれた。
ワールド2 セーラープルート(冥王せつな) 美少女戦士……熟女戦士
唯一の大人なセーラー戦士。実年齢不詳。なんとなくまたよつば御同行。
ワールド3 セーラーV(愛野美奈子)
セーラームーンに先駆けること約半年前、雑誌にはじめて掲載されたセーラームーンの原型。
変身するとき被っていたアイマスク。セーラームーンでは顔がいくら出ようが魔法かなんらかの力で正体がばれないという設定だったが、当初は違っていた。
ワールド4 セーラームーン
有名な「月にかわってお仕置きよ」ポーズ。塗装が凝ってる。
ワールド4 セーラーちびムーン
ワールド5 エターナルセーラームーン
4枚羽根
ルナとアルテミス
怒濤のお約束。レオタードという設定で本体はパールなのに、ヒラヒラの下が通常のつや消し白。事実上おぱんつ表現。激しく分かっていらっしゃったバンダイさん。