かすたまPローゼンメイデンRozenMaiden 翠星石&蒼星石(水銀党) フィギュアレビュー
可動完成PVCフィギュアかすたまPシリーズ05翠星石と06蒼星石。この写真にある庭師の如雨露と庭師の鋏は借りてきたもので付属物ではない。
「どこです蒼星石? チビ人間家に行くですよ」
「あ、いたですぅ」
「蒼星石なにしてるですか? さっさと支度――」
「――するですよ?」
「……あなたは、どちらのローゼンメイデンさんですか?」
「冗談はやめるですぅ。翠星石に決まってます」
「おかしなことを言う人ですね。ボクの姉さんはここにいますよ」
「こんな妙ちくりんなチビがですか?」
「すいせいせきってなんだ? よつばだ、よろしくな!」
「名前がぜんぜん違うじゃないですか! 怒ったですぅ!」
「私が翠星石だという証拠を見せてあげるですぅ! 庭師の如雨露は私にしか出せないですから!」
「……アレレ?」
ポンッ!
「お? おおっ?」
「キー! 焦って出すところを間違えたですぅ」
「なんだこれ、なんだこれ」
「やはりこちらが姉さんですよ」
「ちち、違う! よつばってちんちくりんですぅ!」
「うるさいローゼンメイデンだなぁ」
「アニメのOPをこうして再現できる以上、本物の翠星石はこちらですよ」
「すいせいせきって、うまいか?」
「よつば、如雨露を返しやがれですぅ!」
「ギャー!!」
「ぜえぜえ、正義は勝つですぅ!」
「蒼星石、私が正真正銘の翠星石って、分かったですか?」
「よくも姉さんをっ!」
「へ?」
「姉さん大丈夫?」
「だいじょーぶよつばだから。ところですいせいせきっておいしい?」
「グスン……お父さまのスカートが破れてしまったですぅ。翠星石はジャンクですよ。もうアリスになれないですぅ」
「あらまあそれはお可哀想に」
「この声は……」
「水銀燈! な、なにしに来やがったですか!」
「ジャンクとなった貴方に、私の素敵な弟子を紹介してあげるわ」
「翠星石……あなたも限定解除になったのね」
「最近見ないと思ったら、なんて破廉恥な格好してますか真紅」
「まあまあ、まずは仲良く握手でも」
「……よく分かりませんけど。これでいいんですの?」
「翠星石、ジャンクの可動暗黒面にようこそ」
「え? ――あああああ! なにか変な電波が頭に、頭にィィィィィィ!!!! ――わ、私は水銀党員の翠星石ですぅ。銀さまのために、命を投げ出すですぅ」
「ふふっ、バカな子。蒼い子に睡眠学習でよつばが姉だと思い込ませ、姉妹を分断する……作戦成功ね」
「ジャンク主義の水銀党が新時代のアリスゲームを制する!」
翠星石
WAVEの翠星石と比較。
一周ですぅ
頭身高いね。
支えていない状態ではスカートはむしろ後ろに広がるように作られているのだが、こうして立たせてみると、重力に引っ張られた髪の毛が干渉して前に出っ張ってしまう。
アクションフィギュアの欠点は造型が静止状態を意識したものになってしまうわけで、スカートやドリルの表現は固定ポーズの翠星石にどうしても劣る。
なんか偉そうに見えない?
アップ。重い髪の毛のせいでいつも上向きなので、アクションフィギュアの欠点であるアゴ周辺がモロに写真に……
頬からアゴにかけてのラインがいまいち間抜けだが、翠星石の頭部を若干下向きにすると印象ががらりと変わる。
胸の周囲。翠星石の服の情報はここが一番多く、姉妹の蒼星石と共通する部分が集中しているのもここ。
二重袖
ドリル
ヘッドドレス
エプロンスカート。内側にペチコート等はないので、これでも軽やかに動ける。
背中
足
ドールアイに。
髪が重いせいでなかなか下向きに固定できない。どうにもひょうきんだなぁ。
庭師の如雨露はWAVE版のもの。
下は……どうでもいいや
蒼星石
見ての通り翠星石より可動範囲がずっと広い。
ボーイッシュな少女。
頭身はやはり高めだが蒼い子には似合ってる。
ウエストが細すぎるかな。
アップ
翠星石と違い頭部を数度下向きにできる。やはりぜんぜん違うね。
帽子の下は丸い。
翠星石と共通するパーツの多い上半身。
この袖のデザインが好きだ。
後ろ
ズボン
女の子らしく内股。
ドールアイ
どの方向からもこちらを見てるように瞳が映る。
頭部が軽いので容易にこんな仕草が取れる。
翠星石ではこのポーズすら無理。
庭師の鋏はYUJINのもの。サイズが違うので小さい。
鋏の小ささは帽子を台座にして補える。