ウイング しゅがお氏イラスト 1/7 おおかみずきんちゃん フィギュアレビュー
E☆2イラスト
わりとフィギュア化企画が多い雑誌。
赤ずきんちゃん逆転の発想。
箱
ケモミミな赤ずきんちゃんでなく、どうもオオカミ獣人ちゃんのずきん姿っぽい感じ。
作り物のケモノ耳がずきんに付いてるのではなく、穴が開いてそこから耳がにょきんと生えている。
オオカミなしっぽはなく、ユーザーに想像力の余地を残すところか?
ケモノ耳をもつ少女でなく、本物のオオカミの耳の剥製をずきんから生えてるように見せかけてるという変な仕様のずきんという解釈もあるか。
そういう設定的なもの以外の細部はなかなか楽しいフィギュア。
フィギュアの解説によると、元イラストに描かれなかった細部、とくに背中の様子などは、しゅがお氏が改めて監修し追加デザインしているらしい。
原型サイドに解釈の余地はなく、しっかりイラストレーターしゅがおワールドを造形へ具現化させたもの。
しゅがお氏の完全オリジナルデザインのフィギュアとしては、初のまともな量産フィギュア。
これまでは版権デザインとかだった。オリ系は2度めくらいだけど、よりによって最初が3Dプリンター出力をそのまま製品と主張する悪名高いとこだったんで。
しゅがお氏のファンにとっては、じつに購入しがいのあるフィギュアといえるだろう。よく再現している。
ゆえにしゅがお系フィギュアの現状で最高峰といったところ。
適当アングル
バストアップ
髪の色と違うから、やっぱつけ耳かなあ?
どうでもいいけど可愛いし。
胸元で抱いてるオオカミのタレ系ぬいぐるみかわいい。縫合がちゃんと昔風なんだよな。
正面
横。革パーツの革加工感が本物っぽく再現されてるところに注目。そこはずきんなどの金縁の枠加工感もしっかりしてて、造形を担当したみしま氏の実力を感じさせる。
このフィギュアは見えない部分をしゅがお氏の追加デザインで造形サイドの解釈の余地がなく、そのぶん原型師の技がどこで発揮されたかを見るのに、質感の追求は面白い着眼点となるだろう。
すなわち純粋にレベルが高い。しゅがお氏にとっても、ファンにとっても良い出会いと仕事だったはず。
アンダーはエロ要素などなく、より純粋にファンアイテム、あるいはケモミミ大好きでエロはちょい苦手な人が買いやすい。