メカ娘 島田フミカネコレクションVol.1 1/12 ELIZABETH(エリザベス) フィギュアレビュー

発売:2008/09:ムーントイズ 原型:福元徳宝/鈴木賢

本レビューでタイトルにメカ娘とあるのは他社(コナミ)より出てる機械化歩兵物の表題で、このフィギュアの正しいタイトル名には含まない。よつばとフィギュアにおける分類の都合上、メカ娘に類する作品と見なして振っている。 逆にELIZABETH(エリザベス)という括弧入りは正式表記。普通はアルファベットかカタカナのどちらかなんだけど、別にどうでもいいや。それで、これがフミカネ氏によるイラスト。 コナミ(メカ娘シリーズ)、とらのあな(機械化歩兵シリーズ)と出てきた島田フミカネ氏デザインの第2次世界大戦・搭乗兵器擬人化フィギュア、3社目はムーントイズよりずばり島田フミカネコレクションの名で第1弾リリース。 スケール1/12でちっちゃいな、物足りないかもなあと思ってたら、設定身長が高いのか、実物は思ったよりちょっと大きかった。身長165~170cmくらい? 見た目は1/10ほどで、WAVEトレジャーフィギュアコレクションシリーズの印象だった。 メカ娘系統というわけで、毎度のように実在した兵器やその運用コンセプトを随所に盛り込んでいるようだ。めんどくさいので細部の由来っぽいものなんかいちいち調べないけど。 とりあえず、モデルとなったM4A1(Early)は米国で開発され、大戦中連合各国で5万輌近くが生産されたシャーマン戦車の、初期型モデルのようだ。配備先は大英帝国陸軍ということで、エリザベスという名との関連は不明。もしかしてこの子個人の名前? いままでは各機体に対する細かい解説が付属の冊子ないし公式サイトでなされたが、今回はフィギュアだけなので想像するしかないっぽそう。もしかして島田フミカネ氏の同人誌を読めばわかるかも。 手にする銃器型大砲の口径はモデルとなったシャーマンとおそらく同じ76.2mmだろう。生身の少女が撃とうものなら脱臼どころか根本から腕ごともっていかれそうな代物だが、機械的に強化してるんで平気という設定だったと思う。生身に見える弱そうな部分も皮膚の下は強化素材なので大丈夫。ストライクウィッチーズでは怪力も防御性能も魔力で得ていた。 メガネと帽子を外し、装脚具を生足パーツに置換したところ。なんか凛々しいけど、手に持つ砲はごっつい。 ゴーグルとメガネでなんか目が2つある印象。 普通の少女……? 耳がよっつあるぜ! この耳はネズミだね。メカ娘系でネズミは初めて。いつもは犬猫系が多い。 軍帽 縫い目まで再現。 おさげ。モールドの墨入れ処理をほとんどすべての要対象パーツで行っているなど、造形も塗りも細かい。 貧乳。これが大事。 主砲 武器の取り外しはできない。 スコップは歩兵の基本装備。 スカート……なのかなこれ。 ネズミーマウスみたいにくるくるっと巻いたしっぽ。 脚部は砂の汚れまで表現している。ここまで来てたらとらのあな版より出来はいい。 生足状態。身長はすこし縮む。 台座 パンチラ ローレグは島田フミカネ物の基本。 食い込みとかエロ要素は薄いけど、ローレグの分かってる感じな横方向のしわしわはグッジョブ。

2008年発売フィギュア レビューリスト

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