Myethos 国家宝蔵 1/7 葡萄花鳥紋銀香嚢 フィギュアレビュー
楊貴妃の愛用と伝わる銀細工の香袋。
戦乱や文革を生き延びた幸運の宝物。
銀アクセの擬人化だ。
箱
中国の人気番組「国家宝蔵」で採り上げられた大陸の至宝を立体化するシリーズ。
この番組で紹介される宝物は、その時点で幸運な星の下にある。
清朝末期の混乱から列強による半植民地時代、日中戦争・国共内戦、さらに文化大革命で、中国大陸の文化財や美術品の多くが破壊ないし散逸してしまった。
それでも文革終了半世紀の熱心な国家レベルによる収集活動により、いまでは外部へ誇れる規模にまで回復させている――
その中に楊貴妃が愛用したといわれる銀のアクセサリーがひっそり。
擬人化はちゃんと銀をイメージカラーとして配色。
仙女の羽衣のような白いものは、お香の匂いをイメージしたものだろう。
香りを楽しむアクセだが、香炉(火の力で香りを抽出)ではない。あくまでも自然に発する緩やかな香りを嗅ぐもの。
煙のようなものは出ないと思われる。
細かい銀の細工が散りばめられた香の入れ物。
細かい無数の隙間より、いい匂いが広がっていく。
逆光ライティング
メーカーのミートスは大陸系。
自由な発想でいろんな造形にチャレンジしている、意識の高く、かつ実力も伴っている、要注目メーカーだ。
バストアップ
顔が丸くてロリ。
楊貴妃は世界三大美女の一角。
かなり豊満な女性と伝わっており、ロリ解釈は個人的に意外だったが、そういえばあくまでも道具のほうであったな。
火を使う香炉だったら胸の大きなお姉さんになってたかもしれないね。
あくまでも内容物の自然な香りの発散に任せた、アクセサリー。
控えめゆえにか、ロリ。
足
台座
当然のようにかぼちゃ。
国宝の擬人化でエロは禁物だぜ。
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