ファット・カンパニー ノーゲーム・ノーライフ ゼロ 1/7 シュヴィ フィギュアレビュー
ノゲラのフィギュアは「当たり」しかない。 きれいにまとめるコトブキヤ、躍動させるファット。 どちらも正解だと思う。 箱、やや大きめ。 劇場版のヒロイン、シュヴィ。 機械の少女を髪の毛すごい状態で立体化。 とても繊細で壊れやすそうな作品だ。箱から出して飾るだけで30分くらいかかる。梱包も中身に安定パーツが幾つもある。 髪の毛の暴れっぷりに注目したい。一切の妥協なく徹底的に再現してやるという執念とこだわり。 商品化しきってしまった。ディテールもいいぞ。 ABSパーツをふんだんに使い、パーツ精度高い。保持力もむろん良し。 長期間飾っても大丈夫だぜ。軸足のダボには金属棒が入ってる。 ボリューム感ある1/7スケール。 それでこの色数の多さとグラデーション。 ファット・カンパニーの挑戦は結実した。 とにかくなんというか、ノーゲーム・ノーライフのフルプライス企画はまったく外れがない。すべて完成度が高く、Amazonの評判もいいぞ。 おそらく髪を中心とする複雑なデザインと、ヴィネットのように周辺情景を取り込むビジュアルが、造型師やフィギュアメーカー企画担当を本気にさせるのだろう。 あとノゲラのアニメそのものの絵柄クオリティの高さもある。イメージが確定してるから再現に集中できる。 ノゲラのフィギュアは顔造型がメーカーの色に染まらない。メーカーはアニメの顔をできるだけ忠実に再現しようとする。 メーカーを図らずも本気にさせる要素の詰まった珍しいアニメ、それがノーゲーム・ノーライフ。 ついでにノゲラは作者本人がイラストも手がける珍しい作品で、イメージが完全に一致する。それも高いクオリティで。 ノーゲーム・ノーライフのロリ系は今後も高確率で買うだろうな。撮影しがいがある。 このシュヴィ、撮影開始からレビューアップまで7時間近く掛かった。最近は色々と合理化を進めており、以前なら10時間コースだな。 複雑な髪。 服など。 横。すさまじい情報量だ。 背中。さらに情報が増える。これ萌えフィギュアだよ? 足――と、なんかヤバそうなおしり。 台座 ファット・カンパニー版はミニフィギュア付き。 おしり ロリだ。 ロボットの萌え。 性的な深化はなくあっさり。 ちなみにABSパーツまみれのこのフィギュアは、横にするだけで破損との戦いだ。取り扱いには細心の注意を。何気なく寝かせるだけで壊れるおそれがある。