アルター 魔導物語 1/8 アルル・ナジャ フィギュアレビュー

発売:2019/03 原型:i-con(藍色空色) 彩色:渡邊恭大

ばよえーん。ぷよぷよじゃない元祖アルル。 ぷよぷよシリーズ元祖主人公が源流の魔導物語タイトル(セガ版)で立体化だ。 原型i-con氏、メーカーはアルター。約束されたクオリティ、アルル好きと広島県人は買うべし。 私はアルル・ナジャが誕生した瞬間(MSXディスクステーションSP5クリスマス号)をリアルタイムで体験できた幸運な数千人の1人だ。当時は児童で収入は小遣いのみ、毎号買うなど無理だったので本当に偶然だ。 しばらく名前がなかったが、最初から馴染みの魔法を使ってたし、一人称もボクだった。ゆえに感慨深いものがある。少年期はどんなバカガキでも記憶力抜群なもので、細部まで覚えている。 アルルの過去に出たフィギュアはほとんど購入してるはずだが、なぜかアップするのはこれが初らしい。ガチャとかレビューしてた気がするがいくら探してもデータがなかった。
※追記:2010年に事故でソースデータを失いネットから慌てて回収した際、回収し損ねていた模様。2011年に一時閉鎖して再開後、記事復活できず消滅。 派生ゲームだったはずの「ぷよぷよ」で人気爆発したおかげで、キャラとしての寿命を延命しつづけたアルル。 元のコンパイル(広島)が倒産し版権がSEGAなどへ移り、さらに主人公から陥落するなど紆余曲折を経てるが、いまだぷよぷよシリーズのメインキャストに居続けている。 このフィギュア化はぷよぷよありきだろう。それがなければとっくに忘れ去られていた、過去に無数にいたキャラゲーだ。しかも当時は声優を使うと高く付きすぎるせいか、声を社員が担当してた。 このアルルは当時のイラストをよく再現している。むろん今風に直されてはいるが。 平べったい顔はまさに前世紀末のバランスだ。セーラームーンとかCCさくら。なのはも初出から時期的に近い。 この平べったい顔は二次元の嘘の限界から角度限定要素が生じやすい。アルターは頑張ってるが下の写真で分かる。 だがベストアングル近辺は細かい顔のパーツがジャストミート。当時のコンテンツに慣れてる大きなお友だちは、これに萌えてたのだ。あとアルルの目線が上向きだったので、この一周撮影は高い位置より見下ろす構図で写している。元となったSS版はクオータービューでずっと見下ろし構図なので、アルルがすこし上向きなのはその影響かな。 ぷよぷよのSEGAアルルはすっかり別人だが、元祖アルルは情報量も多くてなかなかいいぞ。 アップで見ると情報量めっちゃ多いね。さすがフルプライス。 最近ライティング数パターンしかない。すまんぜ。 たぶんパッケージイラストが想定していたもの。もっとも斜め見下ろし構図のRPGは3DCGが発達するまではスタンダードだったか。 バストアップ 平たい顔族は日本人らしいね、なんかのアニメで言ってた。 やはり正面角度はかわいいぞ。飾るなら目と目が合う位置で。 髪の毛とかシワが細かいね。 グラデ噴きで髪の陰影とメリハリを出してる。明るい部分(前髪)に視線がいきやすい。 後ろ髪ほど暗くなるよう配慮されたカラーリング。地味だけど視線移動や自然の照明を考慮したテクニックらしい。あと後ろ髪の下のほう、意外に細かいぜ。ほとんどの人があまり注目しないであろう細部まで手を抜かない。 服。最初はかなりシンプルだったが、シリーズを重ねるごとに色々装備が増えていった。セガサターン版あたりだったっけこれ。 コンパイルはSEGAと仲良しで、セガのハードで魔導物語やぷよぷよを色々と発表してた。 けっこう胸あるね。なんか貧乳ネタとかあった気がする。スレイヤーズとかでも、イラストじゃ胸そこそこあるのに胸がないとか、巨乳の価値観が違ってた。だからといって当時の巨が今ほどの魔乳というわけでもない。けっこう狭い範囲に貧と巨が収まってるイメージ。 背中のマント。幼稚園編あたりかな、これが加わったの。 ミニスカートとブーツ。 魔法を使う少女につきもののマスコット、謎の小動物。カーバンクル。 台座で屋外と分かる。魔導物語は基本ダンジョンをうろつく内容だが、SS版は普通のRPGだったかなたしか。 パンツはない。スパッツなり。 たしかアニメとかでスカートの中を気にしたりゲームでスカートめくられて白パン晒したりしてたと記憶してる。魔導物語で版権移行後のぷよぷよの設定が採用された形か。 アルル(ぷよぷよ)の現在進行のファンは女性も多いので、仕方ない措置だろうね。ぷよぷよ普通に女性もプレイしてるし。 現代の魔法少女系キャラは深夜アニメ枠でなければガードするのは淑女のたしなみ。でもスパッツの縫合を利用した疑似すじなど、しれっとエロを混ぜてる。

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