ANIPLEX+ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 1/8 鹿目まどか フィギュアレビュー
蒼樹うめ先生キービジュアル立体化
ノーマル姿のまどかフィギュアとして文句なしの傑作。
マギレコ主人公と合わせディスプレイ可能(台座はたまき側)。
箱
環いろはと同時予約で付属する、うめてんてー描き下ろしイラストのプリント色紙。デフォルメかわいい。
そしてアニプレックスといえばまどマギシリーズの製作委員会にメイン出資企業として名を連ねており、公式中の公式フィギュアとなる。
それも劇中での登場時間がもっとも長い基本スタイルで。
それをこの完成度だ。元イラストはアニメーターじゃなくキャラデザうめてんてーご本人のイラストだから、バランスは完璧。
原型を担当したのはマスプロの下請けを大得意とするストロンガー協力で宮嶋氏。彼は「似せる」こと、再現度への追求において達人クラスの造形家だ。
ここまで恵まれたスタッフと環境が揃って、フィギュアが下手なことになるわけがない。
これぞ約束されたクオリティ。
さすがに撮影からアップまでじっくり時間をかけ、丁寧に写真を仕上げた。
ライティングも背景紙への当たりを暗くし、フィギュアを浮かび上がらせるハレ切りを久しぶりに行った。これプロの現場では普通のテクだが、アマの撮影ではほとんど行われない。私も滅多にしない。
さらに円偏光フィルタも使い照り返しを徹底排除、ホワイトバランス取得だけで地味に9回だ。このフィギュアはそういう手間を掛けるべき作品だと判断した。文句なし。
写真を見てなにか伝われば幸いだ。ガチでいうことなしの良作だぜ。
パーツの抜きや精度、塗りから接着に至るまで、レベルの高い完成度を誇る。
エロのない、ただ可愛いだけのフィギュアで、スケールも1/8だというのに、現物の存在感はかなりのものだ。惜しむらくは、写真でその魅力を伝えづらいところ。
私にはその腕や度胸がない。背景や小物、エフェクトなどでドラマ製を付与する発想力や意思に欠ける。「解禁」すると後が怖い。そういうこだわった撮影者でかつクオリティ重視派な撮影者で、長く活動を続けられた人はプロ以外だとこの十数年「皆無」だからだ。一人の例外も存在しない。だからできるだけ長く続けたい私は「レビュー」に徹している。
せめてアングルやちょっとした画像加工を加えるていどだな。
2人併せ。セット購入で飾るならこれだ。
バストアップ
素性の良いフィギュアなので、角度限定なんて要素はまったくない。
どこより眺めてもまどかちゃんだ。
みんな安心して飾ろう。
頭はうめてんてーらしいシンプルな装い。
スレンダーだが、どこか寸胴要素を含むうめてんてー流のお体。これがロリ的にいいものだ。
だが横の姿は理想化され、美しいS字曲線。
魔法の弓。
背中
足
台座はまどかが魔法を打つショットのイメージエフェクト。
スカートの中は公式設定どおり見せてなるものかって超多重のひだ。おそらく分解しても中はないが、それでこのフィギュアの価値は下がらない。うめてんてー直接デザインを制作委員会関わりって公式色だけでごはん3杯はおいしい。特別なところのない「普通」のまどかフィギュアとして、たぶん決定版級。