劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 1/8 鹿目まどか舞妓Ver. フィギュアレビュー
おいでやすとか言わないよ。 元ネタは京都のアニメイベント。京都ということで舞妓さん姿へと華麗に変身したまどかが、立派なフィギュアになった。 傘をさして後ろ姿美人。 フィギュアサイズの割に箱は無駄のないすっきりスリム。 これが元イラストだ。 1/8スケールだが、塗りや番傘のおかげで存在感は1/6にも等しい。 まどか☆マギカのフィギュアは良いものが多いね。これも十分に作品レベル。 別にまどマギのファンでなくとも、フィギュアコレクターなら普通に買っておいて損はしないだろう。かなり好評だったようで、完売からわずか数日で二次生産が決定した。イベント直販およびアニプレックス通販サイト限定。 この後ろ姿も艶がある。 風に流れるようなあでやかさよ。 惜しむらくは、このフィギュアがまどか☆マギカ本筋とはたいして関連性がないということか。 でもまどマギ物は多くのフィギュアが良作のオンパレード。スケールもデフォルメもアクションフィギュアも、ついでにプライズに至るまで、いいものがたくさん転がっている。 でもそれらと比べても舞妓まどかの出来はかなりハイクオリティだな。 写真でうまく魅力を伝えられていればいいのだが。 いろんな角度より。 上品に見えるかな? 舞妓さんは顔におしろいを塗るそうだが、萌えフィギュアなので勘弁ってところ。普通の地肌だ。 バランスのいい顔造型。とにかく可愛いくて仕方ないよ。 これはもはやお奨めというより、フィギュアコレクターなら黙って買えって段階かな。エロを求める筋を除いてね。 藤の花をあしらった頭飾りがきれいに垂れている。 サイドアップを束ねてる髪留めは苺がモチーフかな。 塗りのレベルやパーツ精度はさすがグッスマの力が入った作品。開発アニプレックスってことになってるけど。 限定系のフィギュアでこれほどのハイクオリティを実現とは。 まどかの体型に着目したい。女を主張する過度な理想化は取られておらず、寸胴。これ重要ね。ロリコン的に。 横方向より。和服独特の野暮ったい質感が出ている。 左手と袖のところをアップで。 右手はきれいな傘を差している。軸は金属で、長期間飾ってもダレないし、折れる危険も低い。傘の裏側、なんというディテールか。日本庭園でこの手の傘を何度か見たことがあるが、まさにそのまんまだ。いい仕事をしている。 表側。シンプルでいい。 まとめず垂らした背中。でもだらしなくは見えないのがアニメ絵の特権。 陰影を付けて背中を観賞。 腰の辺り。上半身はファンタジーな柄も含まれていたが、この辺は逆にいかにも和柄。 足だぜ。どこまでも隙はない。なんと下駄緒の鼻緒を通したのを下で受ける穴まで造型されていた。 最後は絞り開放近くで、ちょっと演出風味に。 足の中もしっかり造型されていて、ぱんつもあった。でも写そうとすれば、このフィギュアの足が変形しかねない力を入れ続けなければいけないので、撮影は断念した。人間の目には暗闇でも光の陰影を判断する専用の光受容細胞がたくさんあるが、普通のスチルカメラにはそれがない。色の分離と濃淡を、ひとつの素子で受ける情報より同時に分離しているのだ。そのため肉眼では確認できるパンツも、しっかり光を奥まで通さないとカメラには写り込まない。