コトブキヤ メイドインアビス ナナチ フィギュアレビュー
んなぁー
度し難いほどモフモフなる「成れ果て」。
箱
主人公2人組を差し置いて真っ先にマスプロフィギュア化されたのは、マスコット担当ナナチ。
元人間、アビスの呪いを受け獣人化した姿。
成れ果ての大半はもっと醜く、なり損ないはさらに悲惨なことに。
強運のナナチ、テコ入れキャラだったようだが、思わぬ反響を受け、メイドインアビスという作品を4巻以降へ継続させ、さらにアニメ化まで繋げたという説もある。
性別はまったく不明。作者も男でも女でも構わないような、ミスリードさせる書き方をあえてしている。たぶん物語上で必要にならない限り最後まで明かされないパターン。
ご尊顔のバイアスの消える背中を見ればフィギュアの出来具合がわかる。サイズの小ささもあり完成度は普通の一言。ただしフィギュアをあまり買ったことのない層やアーケード景品に慣れてる、つまり普段はフルプライスを買わない層には十分にハイクオリティな置物に見えるだろう。
サイズもあって実売価格は7000円台と、最近のフィギュアとしては財布に優しい。10年前なら3000円以内のサイズだが、ただし当時はこのクオリティで出せるメーカーはアルターくらい。
かなりの人気を博してるフィギュアで、予約開始直後に各通販サイトで売り切れ、しばらくして生産計画の調整により増産の見通しが立ったらしくて予約再開したが、それでも足らずまたもや各地で予約停止となった。
ちなみに予約開始から発売まで半年かかってない。プライズや雑誌付録並のスピード開発だよ。
細かい修正もなく一発で造型が決まったということだ。よほど好きな人がスタッフにいたか、運が良かったか。
なんにせよコトブキヤのいい仕事だ。メイドインアビスは2期がすでに決定している。
じつにモフモフ・フモフモ。飾るにもほどよい。
というか美少女フィギュアと違って「飾りやすい」フィギュアだよねナナチ。エロ要素皆無だし。
古い写真を再現するデジタルフィルター。
バストアップ
可愛い絵柄をそのまま立体化。
アイプリントはアニメ版のほうっぽいね。
ネットのほかのレビューだと商品管理的に塗装のアラなどが散見されるようだが、私の購入した個体は少なくとも「人形の命」といえる顔は無傷。綺麗なケモナーフェイス。予算厳しいプライズでも顔面パーツだけは気をつけてるともいう。
兎のような耳。
カブトと背中のモフモフ。
上半身、モフモフ。
横、モフモフ。
背中としっぽ。どこまでもモフ。
おへそと下半身。へそ触ればたぶん「んなぁ~」が返ってくるぜ。
足の裏まで清く正しくケモナー。
台座は小情景。エロ要素はまったくないので、そういうのが苦手な人にオススメ。あとやはり飾りやすいので、本命のエロ系を隠すカモフラージュ要員として目立つところに置いておく囮的な置物にもいいかも。