キャラアニ リトルウィッチアカデミア 1/7 アツコ・カガリ フィギュアレビュー
魔女を目指す日本人。 魔法のホウキを手なずける修行中(たぶん)。 帽子は取り外し可。 箱 リトルウィッチアカデミアは行政主導による文化振興より花開いた、珍しい娯楽アニメだ。 官公のポップカルチャー支援は昭和時代から行われてきたが、そのほぼすべてが教育支援用途だった。戦前に至っては戦意高揚だったりする。 文化芸術振興基本法にのっとり、純粋な娯楽としてのアニメ振興へ税金を直接投入する流れになったのが2010年。以降、ずっと継続されている。あ、下の写真、髪が見切れてるぜ。まあいいか。 とにかくそれら税金OVA(1作あたり4000万円くらい)の中でもっとも成功を収めてるのがリトルウィッチアカデミアっぽい。 最初こそ税金(を使った)アニメだったが、劇場版やテレビシリーズは純粋な商業活動だ。文化庁は種を蒔いただけ。 というわけで商業化以降もこのシリーズは文化庁へ配慮し、性的にも暴力的にも道徳的にも慎んだ、お利口なアニメになっている。 子供へ胸を張って堂々とオススメできるぜ。公共放送のNHKすらパンチラアニメや戦争アニメを流すご時世なのに。 もっとも直接表現がないだけで、超ミニスカとか際どい表現への挑戦は普通にやってる。だから萌えフィギュア化もされた。 正統的な魔女っ子のフィギュアは珍しい。じつに稀少だ。 こういう萌えコンテンツはいまどき、大半が魔法少女系だからね。 かなり似てるね。いい造型とご尊顔だ。 シルエットでポーズを見よう。魅力ある「魔女っ子」のフィギュアだ。 こいつは飾って非オタクに見られても、あまり恥ずかしくないかも? まあ相対的な話であって、絶対的には大差ないだろうけど。 バストアップ メーカーはキャラアニだが、販売にグッスマが名を連ねており、たぶん生産ラインもグッスマの伝手かな? キャラアニのフィギュアはいつもなら二線級の工場ないしラインだけど、このアツコ・カガリはグッスマ系フィギュアと同等のクオリティに達している印象だ。 グッスマは劇場版のメインスポンサーだったので、その縁かも。なんにせよこのフィギュアは良い意味で「キャラアニ離れ」できてる。 まあ帽子に瞬間接着剤の付けすぎによる白化現象が盛大に起きてるけど。ここはいつものキャラアニっぽいなあ。アルターやメガ屋なら100%検品で弾くね。 髪を見ればクオリティが分かる。普通なり。 普通といっても出来が悪いわけじゃなく、アミューズメントの景品フィギュアと比べたらクオリティは圧倒的に上だよもちろん。汚れがあれば目立つ黒い衣装で、擦れや色写りはほとんど見られない。気泡も皆無だ。すなわち塗りは丁寧。 でかい魔法のホウキさん。古式よろしいアナログなデバイスだ。 アニメで動かすのに適したボディライン。性的なアピールを目的とする一般的な萌えアニメとは異なるビジュアルだ。 それでもアツコ・カガリは萌えキャラだ。この背中から見たくびれや、服の上からもわかるおしりの形が主張している。 足とか。胴体と手足の青塗料、色が微妙に違うが、グラデ噴きが原因っぽい。慣れてない人を使ったんだね。パーツ全体の色が変わっちゃってるんで、グラデーション効果を有効に果たしてない。練習もそこそこにライン投入したのか……たぶん外れ個体。 文化庁の予算で誕生したアニメだ、パンツはおいそれと造型しないぜ。ねんどろいどもアニメ表現に忠実な「スカートと同色な埋めモノ(形はブルマー)」となっている。純粋に魔女っ子が好きなファン向けのアイテム。