FLARE リトル ノア 白魔術師ノア フィギュアレビュー
吉田明彦氏の流麗な絵柄を見事に立体化。
一目で「あ、吉田氏のゲームだ!」と分かるご尊顔。
伝説のオウガバトルですでに完成されていた絵柄は、その独特なタッチから数十年を経てもなお変わることなく健在。
箱
ノンスケール扱い。全高は杖込みで24cmほど。
白い背景がいいかなと思ったが、なんとなく真逆の黒にしてみた。
ゲームはほとんど遊べてないので、例によって「原作知らんけど」だ。最近はアニメのほうは視聴がだいぶカバー率高くなってるが、ゲームは無理だな。
アニメ視聴はフィギュア撮影やサイト更新しながら、さらにマイカー移動中や食事中でもできるが、ゲームは放置ゲーを除いてプレイに集中しなければいけない。
だからうちでのゲーム原作フィギュアの未プレイ率は東方プロジェクトを除いてとんでもない高さになってるが――このフィギュアは吉田明彦氏の名を見てすぐ予約していた。
絵柄に特徴のある絵師のフィギュア化は難しい。POP氏やいとうのいぢ氏は「似る」まで何年も要した。
ならばフィギュア企画の稀な吉田氏はどうだろうか――
心配なかったぜ。
いきなりファンの過半が納得してくれるであろうクオリティで出してくれたよフレア。
ちょっと比率を間違えばすぐムーミンになりかねない絶妙な顔バランスを、よくぞここまで。
チャレンジがうまくいった佳作だ。吉田氏とそのデザインコンセプトのゲーム群のファンは、ぜひノアをゲットだぜ。
細かいパーツも多く、飾って見応えある置物として仕上げてくれた。
吉田氏の淡く輪郭の薄い、かつ寓話めいたビジュアルをきちんと造形していると思う。
なんか褒めてばっかりですまんな。細かいアラを探せばいろいろあるだろうけど、なにせ私が知る範囲で彼の絵柄「そのまま」のフィギュア化で、しかも固定ポーズは10年ぶりというレアっぷりなもんで。
彼のコンセプトデザインからのフィギュア化はゲームジャンル中心ということもあって、アクションフィギュアに偏っている。
すなわち純粋な完成度でもっともクオリティを高くできるフルプライス固定ポーズ式フィギュアは、しかも萌えはとってもレアリティが高い。
貴重なんだよなあこのフィギュア。ニア オートマタも固定ポーズ式フィギュアが出てるが、デザインの方向性がずいぶんとリアル寄りに傾いており、私の中では「異色」の扱いだ。やっぱ鼻がほぼなくて顔も丸くないとね。
髪の表現が、画像検索したリトル ノアのカラーリングと色調をうまく再現。
やはり商業ベースの萌えフィギュアはまず似せることが大切だ。
でけえ魔法の杖。
頭部はクリアパーツを多用している。
背中
翼
足
魔法少女?につきものの小動物。
下は水着調。
しかも旧スク水という萌え属性。
吉田氏のデザインはゲーム業界を離れ、アニメ映画「さよならの朝に約束の花をかざろう」で美麗かつ豪華に動きまくってる。