フリュー F:NEX 賢者の弟子を名乗る賢者 1/7 ミラ 限定版 フィギュアレビュー
わしかわいい。
限定パーツ笑顔。
小説2巻表紙イラストをモチーフというかほぼ忠実に立体化。
箱
ミラの冒険用コスの方向性を決定づけたデザイン。
作中では若い女性冒険者の一部で流行している、「魔法少女風」という設定。
魔法少女なデザインラインを伝えたのは間違いなく地球からの転移者で、あとは現地の人たちが勝手に広めたようで。
魔法少女デザインを城の侍女集団に時間差で押し付けられた形のミラは、しかしちゃっかり着こなしてたり。
作中の設定と関係なく、衣装のデザインは藤ちょこ先生。
ゴスロリを軸にした冒険者としての機能美を完全に無視し、しかし魔法的に付与された性能によって強引に冒険者としての使用に耐える性能を持つに至ったすごい衣装。
ならば冒険者に合う機能優先のデザインで、さらに魔法を付与したほうがよりベターではないか――とは、野暮なツッコミというか、作中でもなんか問答っぽいのあったような気がするけど、若いから好きなほうを押し切る感じ。
造形レベルはいつものフリューかな。
だけど原作イラストの魅力で多少は健闘。
アニメがコケてしまい、グッズ類はもはや初期連動企画しか見込めない。ファンはメーカーなどで判断せず、とにかく買ったほうが、たぶん後悔しないかもしれない。
最近のフリューはちょっと評判落としてる感じだけど、それでもなんだかんだいって一定のクオリティには達してくれている。でないとブランドとして続けられないしね。あくまでもコアなフィギュアコレクターの厳しいおメガネからは、辛口になりがちなクオリティレベルに――といったところで。
普通なら普通だ。あまりフィギュア買わない人なら、普通に良いと思える完成度だろうと思う。その価格に見合うかどうかは、満足度しだい。
捜索と警戒の場面で、緊張から笑顔は原作ではなかったものだが、ミラにはやはり笑顔が似合うだろう。だからフリュー直販の限定を買った。
バストアップ
無表情というより警戒してるような顔は劇中のシーンだけに仕方ない。フィギュアという商材の特性上、キャラの属性としての必然でない限り、こういう表情は売上的に不利になるのだけど、企画担当者はあくまでも再現にこだわった勇者か。
いちおう安全パイとして限定版にボーナスパーツを加えた感じ。フィギュアでは元ネタの表情や動きをあえて変えて「売れる」ものへ改変する行為がよく行われる。
それを通常版でなく限定版のほうで行うとは――ある意味、珍しいかも。
髪の色はちゃんと再現できてる。クリアな透明感ある髪パーツのフィギュアは得てしてアニメやイラストの色を無視されがちだ。デコマス段階では再現されていても、製品版で勝手に工場の都合で変な色へ変えられたりする。それほどクリア系な髪の着色は博打というか、たぶんクリアパーツ系は業務用色の自由度が低くて起こる現象。今回は当たり。
ゴシックっぽい甘ロリの軽装という珍しい混ざり具合デザイン。
背中
足と台座。
おぱんつ
この色はちゃんと設定通り。
ガード低いぜ。
これで仙術による空中戦をやっちゃうんだからなあ。
ロリ尻