FOTS JAPAN はたらく細胞 血小板

2019年発売フィギュア は行タイトルフィギュア
発売:2019/05 原型:ソガ氏(モワノー)

 すいません、この先まだ工事中なんです。 あのねあのね、トラブルで工事が遅れてるの。 ほかにどこも出さなかった、血小板ちゃんリアルスタイルフィギュア。 箱はかなり大きい。脆い3Dプリンタ出力をそのまま製品化するFOTS JAPANは、分厚い保護材の壁で守る必要がある。 これが私の求めていた血小板ちゃんのフィギュアだ。スケール系されあれば、個人的にねんどろいどに用はない。 というかなぜねんどろいどは同作品のロリと大人を同身長で出すのか。はたらく細胞でシリーズ展開するなら、血小板はねんどろいどぷちサイズで数体セットにすべきキャラだった。 まあ仕方ないか――こちらはこちらで問題を抱えてて、素材はPVC+ABSではない。PVCの発色を真似たアクリル樹脂を使っている。 アクリル樹脂といえば水族館の水槽の透明壁に使われるなど、高い強度をもつ素材として知られているが、さすがに常温常圧環境で出力される時点で、あるべき強度は期待できない。 実際、このアクリル出力のフィギュアでもより細部造形の細やかなフィギュアでは、破損が報告されている。私もネットなどで評価やレビューが複数出るのを数ヶ月待って「これは大丈夫そう」と判断して入手した。 写真で見ての通り、髪の先を除けば比較的に単純な造形に収まっている。ロリキャラだから。 3Dプリンターの問題点となってる積層痕はまるでなりを潜めてるが、これは新しい複層な出力方法のおかげでらしい。内側と外側で二層になってる。よく分からないが、積層した上に、薄く仕上げコーティングを掛けるイメージかな? この新出力方法の恩恵は絶大で、少なくとも見た目は大きく改善されている。ぱっと見は通常のPVCフィギュアと変わらない。 おかげさまで原型の可愛らしさが損なわれることなく、よい笑顔をロリコン紳士に提供だ。 造形的に細かい部分が少なめで、安定しやすい直立ポーズのフィギュアなら、2019年春以降のPMMA(PVC-L)系フィギュアは手を出してもいいかも知れない。 少なくともモワノーはびーふるグループ以外へも原型を提供している造形集団で、そのレベルも普通に欲しくなるくらいには高い。 3Dプリンター出力された脆いフィギュアがいつまで持つのか、経年的なクオリティの不安もあるが、戦前から存在し長い歴史をもつアクリルはそれ以前の素材よりはましかな。 使ってる機械が安いのか、アイプリント粗い。そもそも FOTS JAPAN ブランドの大前提として、製造コストを大幅に縮小し、在庫リスク回避という目的がある。 ブランドイメージはとっくに回復不可能な底辺まで下がりきってるが、フットワークが軽いおかげでラインアップは魅力的だ。PVCで製造してる普通のメーカーだと売れ行き的に回避されるような、おもにロリ系での企画が目立つ。 エロ系やお姉さん、またはロリでもやたらディテールやヴィネットなどの付加価値で勝負しさらに単価を高めてしまうフィギュアがめっちゃ増えてしまった。 この血小板ちゃんのようなキャラとベーシック衣装だけでおまけ要素ほとんどない、割り切ったフィギュアのほうが少ないくらい。 PVC完成品が登場した直後は、血小板ちゃんみたいなフィギュアが圧倒的主流だった。それがなのは辺りから付加価値とボリュームの拍車がすごくて。 私が飾ってるフィギュアにはシンプルなもののほうが多い。複雑で大きなフィギュアは造形レベルが高くても箱に戻す率が高くなっていく。まあ個人的な好みの話だが。 適当に語ってるうちに写真はすでに細部のアップへ移ってるね。見て分かるように、普通のPVC&ABSフィギュアと見分けは付かない水準に高まってる。そこそこ柔らかいそうだ。でも壊れるときは壊れる。 通行止めの旗。これもワンポイント。 服などの透明感。 台座への固定で問題。散々叩かれまくられてるのに、これ、なぜ金属棒にしないのか。せめてプラ棒。強度は大丈夫なのかねえ。おそるおそる扱うしかない。ディテールに関係しないパーツになると積層痕、しっかり出てくる。ウェブで見る破損報告は台座固定が折れて倒れたとか、そんなの。ここしっかり再対策してくれないと―― エロはない。シャツの裏地に積層のラインが見える。このシリーズは2019年春以降のものは、とりあえず細くてヤバそうな部分が少なめなら、買っても普通に大丈夫そう。

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