WAVE トレジャーフィギュアコレクションふしぎの海のナディア 1/10 ナディア フィギュアレビュー
角度限定に終わった顔はなんとかできなかったのか。他はすべて良し。
ナディアは放送が1990〜1991年と古めの作品だが、現代風のアレンジを加えてもちゃんと当時の姿に似せることが叶うのは、やがてエヴァンゲリオンに結実してゆく貞本義行絵柄のお陰か。80年代の萌え黎明期のキャラをフィギュア化したものはたいていどこかで無理が生じてしまうので、ギリギリ現代側の境界に入っているのだろう。
顔以外は満点。いうまでもない素晴らしいナディアぶり。アフリカ出身な黒人少女だけど純粋な地球人ではないので髪はストレート。
頭身、各パーツのバランス、しぐさ、動きのドラマ性、どれを取ってもナディアに深い思い入れを持つ桜坂美紀氏の味がよく出ている。
ああ、やっぱ角度限定だこの顔。斜めはいいけど正面はペケ。
こんな格好だけどNHKで放送されたのはガチ伝説。しかもオープニングアニメからローティーンのパンチラとかしてた。1990年ごろ天下のNHKはなにかが起きており、パンチラするアニメやドラマがちょくちょくあった奇跡の時期。
アップ。これがベストアングルでかつ限定角度な、しっかり貞本絵。
正面や下側から覗くととたんに微妙なバランスが崩れ、「誰こいつ?」な顔に。目の塗装も問題があって、印刷面の角度の関係か、水平から上で見下ろす形でないとナディアのアイラインが綺麗に見えない。なにこの初期の藤島康介。おそらく上睫が印刷されている部位の角度が急すぎるのが原因だろう。瞳の領域が下側はともかく、上側が額に比べて通常のフィギュアより局地的におかしい。へこみの度合いが高いのだろうか。いずれにせよリペイントでどうにかできるレベルを超えている。1平方センチにも満たないわずかな面積のおかしさが、このフィギュアの評価を少なからず下げてしまっているのは間違いない。
頭とか
ブルーウォーターにも動きを与えてドラマ性。
体のラインはばっちり。
ヒップの抑制されたこだわりも、足の教科書通りではない左右非対称な重心の偏らせも、名人芸。
台座のブルーウォーターは二重構造によって内部の機械構造をリアルに浮き上がらせている。半端に終わる安売り指定席だったトレジャーフィギュアコレクションでも、かなり力の入った作りになっている。
パンチラ
アニメでもこういうアングルは何回かあった。
漂流して流れ着いた島での格好に着せ替え可能。
こんなに景気よく見せてくれはしなかった気がするが気にしない。
色々とはだけている。
下○状態
上はいつも晒してるので下○とはいえないけど、下のほうは完全にぱんつ。
健康的なのでエロさは抑えられ、水着に見えてしまう。