アオシマ ファニーナイツ エロマンガ先生 1/7 和泉紗霧 フィギュアレビュー

発売:2017/11 原型:永野健民(永野工房) 彩色:明智逸鶴(大正堂)

かんざきひろ先生、描き下ろし。 超インドア紗霧が、真夏の水鉄砲合戦だ。 アオシマのファニーナイツ、「戦わない少女」がすこしずつ増えている。 ファニーナイツはプラモデルブランド、アオシマがフィギュアを扱うために創設されたブランドだ。その特徴はファニーな騎士、すなわち「戦う少女」。艦これなどのゲームヒロインを中心にラインアップを増やしてきた。 だがご時世ゆえか、ごちうさなど普通の萌えアニメのヒロインも加わってきた。エロマンガ先生もファニーナイツの少数派。 いちおうブランド名「騎士」に合わせてか、水鉄砲という武装を手にしている。 さらに衣装全体が水鉄砲をコンセプトにスケ体操着+スクール水着となって、商品化。 「濡れ」を意識してクリアパーツを多用し、雰囲気あるフィギュアに仕上がった。 この姿の紗霧は作中には登場しない。いわゆるオリジナル企画だ。「電撃文庫 超感謝フェア2016」用のイラストがモチーフとなっている。 フィギュア企画にはそういう独自色から入るやり方があり、この紗霧はそういう製品のひとつ。 アニメや原作に出演したコスチュームやポーズがフィギュアにならず、独自企画が先行してしまいそのままマルチメディア展開時期が旬を過ぎてアナザーのみで終わってしまうことも多い。 幸いなことに紗霧は劇中衣装でしっかり立体化されてるので、こういう外伝的なフィギュアを買う遊びを楽しめる。もっともスケールフィギュアにおける「登場した>登場なし」の上下関係は、あくまでも私の価値観だ。 こういう企画が萌えフィギュアでよく行われるのは、それだけエロや属性が売り上げに繋がりやすいのと、やはり知らなくても買うというフィギュアコレクター独自の現象ゆえだろう。 というわけでフィギュアそのものを見ていこう。 肌色は設定に忠実で色白、思いっきり背景を白く飛ばすライティングが似合いそう。 バストアップ アップにも耐える造型だがパーツ精度はやや難か。 クリアパーツはエッジ部分のアラやパーティングラインが目立ちやすく、そのぶん難しい。 髪とリボンと体操着と水鉄砲がクリア素材。 濡れてる感じの演出だ。一体誰の水鉄砲をうけたんだろうね。大好きなお兄ちゃんかな? スケスケだ。体操着の下にはちゃんとスクール水着が造型・彩色されている。 へそ 台座 アンダー 旧スク水。むろん紗霧の世代では完全に絶滅してる。 それだけ変態紳士なお兄ちゃんが多いんだぜ。ロリ尻。 旧式でしか見られない三角形。 水着フィギュアらしく野暮ったいディテール。

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