グッドスマイルカンパニー ぼっち・ざ・ろっく!1/7 後藤ひとり フィギュアレビュー
高額帯フィギュアで2体目くらいのノーマルぼっちちゃん。 それでも不安げな表情で、平安は遠い。 グッスマ謹製 箱 おなじみジャージ+スカート 箱の内台紙を背景に置けば、劇中のワンシーンを再現できると説明書きにあった。 ただしその台紙に思いっきり文字がドンと印刷してあり、掲載写真の構図がきわめて制限されるため、今回の撮影では使用していない。 ぼっちちゃんの横顔が作中のギターを夢中で演奏していたときのものによく似てる。 それだけ再現度の高いフィギュアの世界観を、さらに背負ってるギターバッグの質感が補完する。 個人的にこの背中のやつのリアル度に感心したよ。 あまり注目されなさそうな箇所へ力を注ぎ込むことで、細部に魂の宿る造形が成立する。 アニメ顔や髪の演出は、どれだけ精緻にやっても現実から簡素化された線の構成を上回ることはできない。 ならばそうでない箇所で力を注ぎ込めば、そこの質感によって全体の表現パワーが底上げされる仕組み。 バッグや靴などもリアルに造形されている。スカートのストンとした様すら、いかにも実在な感じがする。 そういう周囲より攻める姿勢は個人的に好みだ。 すなわち現状でぼっちちゃんフィギュアの決定版といえるだろう。ただし動きのない大人しい作品なので、人によって評価はかなり異なるだろう。 限界化したり感情的に振り切ったぼっちちゃんは、すでに他のフィギュアで出ている。 ゆえにそれら極端へ振ったフィギュアと一緒に並べることで、ぼっちちゃんの世界観を立体としてしっかりカバーできる。 そのセンターに立つのが、このフィギュアになりそう。 正面 この辺りの顔の見え方はアニメっぽい。 前 横。動きがないので、ぼっちちゃんフィギュアにあと必要なタイプといえば、トリップ演奏中か。 背など。トリップ演奏姿はすでに2体ほど企画発表済。あとは実物の完成度次第だろう。 下半身 おぱんつ ディテールはないが、そのわりに丁寧に見える。 もしかしてオーバーパンツ的なものか? しわとかクロッチないのに、手抜きは感じないので、見せパン解釈かもしれんな。ステージではあまり動かないけど、心理的な安心を得るための防御とか。