化物語 1/8 八九寺真宵 フィギュアレビュー

発売:2010/11:コトブキヤ寿屋 原型:松本江永

小学生だからロリパンツ! 箱には彼女の象徴でもあるカタツムリが散りばめられている。 動きがあって素直に可愛らしく出来ている。全身が幼さを主張しているかのよう。 その装備やアクセサリーの多くは、真宵の抱える問題と背景を暗示している。単なる萌え記号でないところは、いかにも小説起源のキャラクターらしい。 私自身がオリジナル小説を時折書くので、その辺りのキャラ作りは少々なりとも知っているつもりだ。関連付けしやすい名前も、ライトノベルでは良く見られる。 そんな解説とか瞬時にどうでも良くなるのが、下の一枚だろう。白い布がチラ見え! ごく無難な女児下○なのだが、フィギュアでお任せなデフォルメで助平になっているぜ。 一周が前のほうに戻ってきた。顔のバランスは整っていて、角度限定などの問題は一切ない。ウチハネなど髪での誤魔化しが出来ない結わえ髪&ショートだから、顔面の形はかなり重要な項目となるだろう。 この角度だと、ちょっと浮いた感じが良く分かると思う。なにかのイラストが飛び出したような印象だ。 斜め上より。表情は下向きだが、30度くらい上側より見下ろしても顔パーツの目・鼻・口がすべて見える。広い角度で顔がきちんと見えてるってのは、飾るうえでは案外大事だ。 見える範囲が狭いと、気づけば箱に戻してるとか実際にある。上下左右の広い角度で笑顔をいつでも見られるってのは大きいね。 ベストアングルと思われる視線正面――にちょっと近いところ。ツーテールの広がりなどがいい。 口元がなにげに「ω」になっている。あと下唇の盛り上がりが確認できるが、まったく気にならない。バンダイ辺りのフィギュアでは、くどい下唇の盛り上がりが多くて不美人の記号として認識していたが、上手な人が作ればなんてことはない、あったほうが良いディテールのひとつになってくれる。 頭を押さえるバンドの端には、カタツムリのような巻きが。 元気に広がる2本の束。 裏側の巻き具合。うすいグラデが掛けられているみたいだ。 上着 小学生だし、バストサイズなど詮索する必要もなし! どでかいリュック。大人にもオーバーサイズだろう。さしずめカタツムリの背負う家だね。 しっかり名前が明記。リュック全体はファンシーな雰囲気に統一されている。 腕輪 子供っぽいスカート。 でも超ミニで生足露出。 脚全体 地味だけど靴の裏がかたつむりになっている。 台座の影もマイマイさんの形だ。影パーツを挟むとそのぶんダボが短くなり安定がすこし悪くなるので、外してきれいに填め込む仕様にもなっている。長期間飾るならこの影パーツは箱に仕舞っておくほうが良いだろう。 ぱんつは純白。 ムービック版もおこさまぱんつで、こちらもおなじ。 太いゴムの寄りがつらつらと。妙に力が入ってる、けしからんぱんつだ。 後ろ側はよりシンプルに。おしりを大きく覆うのが幼女ぱんつの作法なれば。作法? あとは接写拡大で。

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