あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 1/8 めんま フィギュアレビュー
ほい決定版。速攻で一軍50体(ショーケースで飾る枠)に編入した。 めんまフィギュアが出始めてから半年あまり。アルターがやってくれた。 めんま好きなら文句なしに現時点で最強最高の作品だな。造型には変な癖もなく、誰にでもオススメできる。 ほかにあればいいめんまフィギュアは水着だが、それはマックス版で決まり。アルターとマックスファクトリーでめんまはコレクトだろう。今後これより上等なめんまが出るともなかなか思えないし。 作りはヴィネット形式だ。小情景となると工程量が増えるぶん本体の造りが雑になることも多いが、髪が少々単調な以外、全体の仕上がりは上々だ。 他社ならオミットしてくる数々のディテールも、アルターだけは彫り込んできて、塗りもしっかり仕事するのだ。 それがこの背後。トタンだね。 後ろもきちんと造型してくれるから、こういう角度の雰囲気とか、凄いね。 空気感とか、存在感とか、そういうものが溢れてる作品だ。 原型はベテラン稲垣洋氏。彼の造型するフィギュアはお気に入り率が高い。 おおきく足を投げ出した構図は、斜め上から見たときの迫力に繋がる。ぱんつはさほど見えない。 顔の造型は完璧に近い。 ちょっとアニメを見返してみたが、やはりアルター版のめんまが個人的にイメージとかなり合う印象が強い。つづけてコトブキヤ版、あとは年末に控えてるキューズQ版か。 なんにせよ少なくともアルター版を抑えておけば、ほかのメーカーのは好きずきていどでいいだろう。 アニメを知らずとも、ロリコンでワンピース好きならオススメできる。エロ要素は少ないが、パンツはモロ見えなくとも結構! という変態紳士なら、この笑顔のために購入するのはアリだ。 すでに指摘したが、ヴィネットではどうしても細部にまで配慮が行き届かなくなる。その証拠がこの髪の毛だ。アルターにしては若干クオリティ低めだが、それでも通常のメーカーのレベルで見れば、並はクリアしてる。 胸だぜ。 スレンダーワンピース。アニメの細さをここまで再現してくれるとは。 手など。 背中。ワンポイントのリボンが可愛い。ちょっとだけだが、おしりのラインも。 スカートひだの表現に注目したい。他メーカーのめんまフィギュア企画担当者がおそらく悔しがるであろう動きだ。 顔の再現度も良かったが、胴体と、そしてスカート。この辺の「分かってる」感がすばらしいね。稲垣氏が原作をしっかり頭に叩き込んでから造型しただろうことが想像できる。 この足もね。繊細な彫りだ。設定的にめんま当人の塗りはどうしてもシンプルになりがちだが、造型そのものは魂が籠もってる。 台座。超平和バスターズの落書き彫り。 アニメの雰囲気をもれなく凝縮させたディスプレイだ。 なおめんまと台座には磁石が埋め込まれていて、ズレ落ちを防ぐ。 下○はまさにパンチラだぜ。 エロ度はないも同然だが、すでに書いた数々のプラスアルファにより、フィギュアの評価はまったく下がらない。カワイイは正義なのだから。 それでもいちおう、しつこくにじり寄ってみた。