年賀2014 巨石の巻(宇夫階神社の磐境&御膳岩・ゆるぎ岩・三つ岩)

おでかけフォト
撮影:2014/01/02

 歴史のある「でかい岩」を見てきたぜ。

 伊吹萃香だよ。鬼だから岩場とか好きだよ。

 変わったレストランで食べたら――

 恐竜とかでかいの置いてた。レストランなのに。

 じゃあ大きいのを見に行こうか。雪が積もってたけど、山を越えたぜ。

香川県宇多津町

 宇多津町には古代、地味に巨石文化があった。前から野外撮影のネタとしてストックしてたんだよ。

宇夫階神社

 うぶしなって呼ぶらしい――

 ……ずいぶんと変わった拝殿だな。まるで伊勢神宮や出雲大社のような古代風。なんとこれ、奥に見える本殿が国の登録有形文化財だった。手前の拝殿は耐火建築。

 調べたところ、昭和47年の火災によって宇夫階の本殿・拝殿が焼失したのだが、偶然に伊勢神宮の式年遷宮と時期が重なった。その縁もあって、伊勢神宮外宮の旧多賀宮御正殿を拝戴し、本殿として移築したという形。神道的な理由から、伊勢神宮の建物は20年ごと、出雲大社の建物も60年ごとにすべて造り替えている。伊勢や出雲は白木のままだが、こちらは末永く維持するべく、屋根全体を銅合金板で覆って、本殿として奥に配置している。数十年を経て伊勢神宮の建物がそのまま残っているのは希有らしく、2005年に晴れて文化財の指定を受けた。昭和時代に造られたまだまだ新しいものが国指定の文化財となるのは珍しい。手前には普段使いの拝殿を再建し、伊勢様式を真似た屋根として壁や柱は耐火仕様。現代と古代の技術が融合している。

 午年だから、ぱしゃり。おみくじは中吉だった。

 さあ、こいつがまずの目的。

 興味のある人は読んでみて。

磐境
 いわさかって呼ぶらしい。ここにそのままあった自然石じゃなくて、明らかに人為的に祀られていた。建てるだけでもひとつの大仕事だったろうな。

 先史の聖地がそのまま現代まで信仰の地として残っているのは、意外と多いらしい。あちこちの寺や神社だ。この神社の場合は、ご神体があまりにも巨大すぎて、遺跡レベルのまま、どかんと残っている珍しい例。なにしろ300トンもある。

御膳岩
 すこし小さいぜ。

 ここにはほかにもでかい石がごろごろ転がっているが、自然石ではない。人間が宗教的な理由によってここまで運んできたという。

 腹が減ったぜ。

 香川だからうどんを食おうと思ったが……有名店はどこも列がなげー。
 
 仕方ないのでチェーン店のメニューで……と思ったら、寿司メシ付き! 正月仕様になってた。嬉しい誤算。

 宇多津にはまだまだでかい岩がある。

 こんなのだ。

ゆるぎ岩

 人の力で簡単に揺れるぜって触れ込みの岩は日本各地にあっていずれも信仰の対象となっているけど、本当に女子供のレベルでも「容易」にゆるぐ岩は、じつは数えるほどしかない。そのひとつがこいつだ。

 このゆらぎ岩、下と接してる部分が狭い。

 なんか、本当に絶妙なバランスで「浮いて」いる。

 じゃあ動かすぜ。

 うん、簡単に揺れる。でも岩そのものが重すぎて、ずらすことは出来ない。

 つぎ行こうか。

 また変な岩だぜ。

三つ岩

 やはり信仰の対象となっている。自然石だったのを、こういう風に人間がわざわざ再配置したとも言われる。

 おそらく古墳の跡などではないかとも言われているが、詳細は不明だ。なにしろ大昔のことだからね。最初から覆土などはなかったのかも知れない。

 人間が歩いて通れる。これが自然で出来たものだとしても、普通に地域の聖地として古代の祠祭や儀式の場となっていそう。

 日影で岩に触れると、真冬なので寒いぜ。

 通り抜けた。さて、つぎ行こうか。

 移動中に間食した食べた「ぼうしパン」だ。高知では普通に売ってるが、全国的には珍しいらしいね。帽子の縁の部分がクッキー状になっている。パン本体はメロンパンみたいな感じ。

 最後がまあ、完璧な古墳遺構だな。おまけだ。

青ノ山山頂古墳群

 覆土はとっくに失われている。ほかの岩とちがって、こういうのは日本中に何千基とあるものだ。

 宇多津には地味ながらレアな巨石がいくつかあった。面白いぜ。

 さいごに正面よりぱしゃり。

 瀬戸大橋を眺めて、帰った。

 年賀にほとんど誰も寄りつかない遺跡ばっか巡るとか、うちらしいな。それでは。

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