岡山の古今お城 岡山城&鬼ノ城

おでかけフォト
撮影:2017/07/18

 岡山で新しい城と――

 古い城を見てきた。どちらもわりと珍しいやつ。

岡山県岡山市

岡山城

 普通と違ってかなり黒い。容貌も格好良く目立つ城で、岡山市の象徴のひとつだ。

 再建・復元された部分と、昔から残ってる部分が同居してる城。

 その石積みは巨石と普通の石が混じる変わった普請。

 手前の石段は本来のもので、平らではなくわざと傾斜させている。降りやすく登りにくい。攻め手に厳しい。奥の階段は観光用に整備され、足に優しい……はずなわりに、草ボウボウだな。

なんか門

 鉄のサビ具合がナイス。

 いきなり切り溝があって、謎の石垣がちょっとだけ露出。

 増築したからか。

月見櫓

 戦火を逃れ、現存する建物。ほかに西之丸西手櫓が残る。

礎石

 移設。礎石そのものは本物。

 間近まで来たぜ。

岡山城天守

 堂々たる姿は往事の外観をほぼ完全に再現している。オリジナルは空襲で焼失。

 落ち着いた黒い姿から地元での呼び名はもっぱら「烏城(うじょう)」。烏の城へいざ入る。

 中は鉄筋コンクリートで展示もよくある奴。

 いきなり最上階。

 窓より見えるのは日本三名園のひとつ後楽園だ。

 いまの岡山城を造ったのは宇喜多氏。

 解説パネルを随所に配置。

城主の間

 あちこちの城で見られる貸衣装だ。記念撮影にどうぞ。



 記念撮影スペースはほかにも複数箇所。

 ここはなんだろう――

 大名駕籠だってさ。写真OK。なお写真不可のも多く、そういうのは写してない。

 城の中にプチ城下町まで再現されている。この店はお城パフェのお休み処で――

 名探偵コナンに登場したとか。2011年なのですでに6年も経ってたけど。

 なんだこの場所は。

 籠城戦を見越した塩蔵、食料庫だってさ。天守に付随してるのはきわめて珍しい。

 以上、いまどきのコンクリート再建天守だったぜ。実在すら無視された根拠のない天守構造物が多い中、岡山城天守閣は中身はともかく外側はしっかり再現されているそうな。その辺りが評価され、日本100名城に選ばれている。

みやげ

 続けてはこちら、山の上。おなじく日本100名城。

岡山県総社市鬼城山

鬼ノ城


 標高400メートル近い高さより岡山の平野をのぞむ。桃太郎の伝説の地、鬼退治の現場と伝わる山城だ。だから鬼ノ城。

 目立つよこの門。

西門

 まずこういう遺構が発掘・調査された。

 いろいろやってるうちに復元しようという話になって、当時の建築方法で実際に造ってみた土壁の城壁。

 さらに門もやっちゃえとなり。

 こんなのが出来たそうな。

 当時の道具と技術ならこうなんだろうなという表面処理。

 さすがにここら辺はファンタジー。築城時期は7世紀と推定される。

 鬼ノ城は鬼ヶ島でもなんでもなく、ただし正式名称は記録ごと失われている。海運と交通の要衝だった瀬戸内を守るため、大和朝廷が配置した城のひとつといわれる。つまり山賊の根城などではなく、むしろ体制側のまっとうな軍事施設。保存状態が比較的良好でまとまった遺構が発掘できたので、日本の古代城塞としてよく研究の進んだ山城だ。

角楼

 ここも復元されたもの。

 きれいな垂直。

 崩れるかもと警告されてる。岡山城をはじめとする近代以降の城は経年にあるていど耐える技術が発展していた。

 角楼からの眺め。

 鬼ノ城で復元されているのは駐車場に近いごく一部だけだ。あとはひたすら遺構と石。城の面積は30ヘクタールもある。ただし中身は「要塞化した村」のような状態で、感覚的に古墳時代以前のクニをそのまま山頂へ持ってきた印象が強い。



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