SIRUI カーボン三脚 R-4214X + カーボンセンターポール RX-66C 機材 ホビーレビュー

機材
購入:2023/09 分類:三脚

システム三脚+カーボンなセンターポールだぜ。 箱、でかすぎてブースに収まらず、外で撮影。 今回この三脚セットを導入したきっかけは、メイン三脚N635MIIのセンターポールをロックする部材の粉砕。写真では分かりづらいけど、ひとつの締付け用パーツが5個くらいに分かれてしまった。メーカーの修理用交換パーツはIII型以降は用意されてたけど、II型までは壊れたらそれまでだぜ。 屋内使用で風ブレを気にしなくていいことから、もっぱらセンターポールを酷使してきた疲労破壊で、応急処置でプラ版に置き換えたりなどしたけど、さすがにカメラ+レンズ+三脚座+雲台+ポールで4キロ前後に達する重量を保持するには心もとなく。 そこでユニットを自在に交換できるシステム三脚を導入することにした。システム三脚はセンターだけでなくいろんな部位にさまざまなオプションパーツが用意されており、用途に応じて好きにカスタマイズできる、楽しいジャンルだ。 今回チョイスしたSIRUIは中国のメーカー。基本的に機材購入は日本メーカーを優先しているが、国内メーカーが私の求めるニッチなスペックの三脚をまったく作ってくれない。すなわち強靭かつ長いセンターポールを持ち、壊れても交換できるモデル。センターポールは通常、微調整用や緊急用にあり、風や微振動に弱いから、そこを重視する人は少ない。 システム三脚最大の特徴はなんといっても各部ユニットの交換がレンチ一本でサクサク出来ちゃうところだぜ。壊れたら交換、バージョンアップされても交換。 私のフィギュアレビュー撮影はフィギュアと目線の合う角度とか高さへのこだわりからとにかく昇降が激しい。 一回の撮影で数十センチ単位の上下移動を何度も行う。おそらくフィギュアレビュアーでも最多。 自然とセンターポールを重視するようになり、買い替えるごとに太く長いモデルを選ぶようになってきた。今回はついにカーボンファイバー製で、太さも3cmほど。 ベース三脚ユニットR4214Xの性能は完全なオーバースペック。たとえば耐荷重25キログラムだってさ。すごいね。メーカーの主張する耐荷重は明確な測定基準がなくほぼ自称だが、さすがにこれまでの耐荷重4キロとの、5倍以上もの開きを埋めるほどのザルはないだろう。購入前にちゃんと評判は調べてる。 センターポールの最大高は42.4cmから55cmへアップした。RX-66Cの製品説明には66cmとあったけど、ベースからの高さが66cmということで、その上に乗せる雲台ユニットの高さ変化は55cm。それでもプラス10cm以上、かつ太くなり、素材も軽量だ。おなじ厚みなら、カーボンはスチールの1/4と軽い。屋外なら重さも武器になり、風や微ブレを跳ね返す性能となるけど、屋内では軽いに越したことはない。なお一般的なセンターポールは伸長20~30cmほどに収まっている。それだけ私の使い方は少数派ということ。 ガチプロのブツ撮り屋は三脚を超越する総金属のゴツい業務用カメラスタンドを使ってるけど、値段ウン十万オーダーだし重さも何十キロ単位。リモコンなど使わず手でそのままカメラシャッター押してもブレない。そこまで強固に保持してくれる神ツールだが、根本的な問題もあり、自重から床を移動させるだけで音やら振動がすごく、騒音から集合住宅で運用できる代物ではない。だから三脚でニッチを求めている。 なお上のクリアな写真を写すにはデジイチがもう一台必要なわけで、デジイチ2台運用が復活した。ニコンZfc復帰。運用終了の扱いにした機材はすぐ売るか、さもなくばしばし飾って置物とするかで、Zfcはレトロな外見からショーケースの個人展示物だったわけだけど―― スマホのサブカメ運用は、2Kサイズ掲載では難ありだった。下が決定打となった失敗写真。スマホではよほど拡大しないと粗は見えないだろうけど、PCモニターだと余裕でディテール不足が露呈する。スマホってメインカメラはそこそこ高画質なんだけど、補助用の広角&望遠はいまいちなんだよね。虹を広角で写して、しまったとなった一枚だぜ。


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