COSINA Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 Aspherical 機材 ホビーレビュー

機材
購入:2023/10 分類:単焦点レンズ

ニコンZfによく似合う。 それだけ! マニュアルフォーカス専用 かわいい にょき伸び。 F1.2ボケ F8絞り四隅解像 絞りで描写が激しく変化するのは、NOKTON系統の特徴。 激しい描写力の変動。 F1.2の明るさで、大きなボケ量。 ただしふわふわ。 二線ボケが大きいので、F1.2は緊急用ってところか。 ボケ描写のコントロールに注意。 マニュアルフォーカスレンズなので、メモ写で使うには覚悟が必要。左の一枚に15秒かかった。右のズームレンズだと2秒以内。 このレンズの有意さは接近能力が通常より高めになってること。NOKTONシリーズは同モデルでもライカ用→ソニー用→ニコンZ用と新しくなるほど、撮影倍率がすこしずつ高くなっている。ニコンZ用で0.2倍ほど。 ただし解像度は下がる。なんか柔らかいし。 やはりメモ用はAFズームのほうがはるかに便利。 絞り開放付近&接写における描写の柔らかさを活かせるテーマは―― コスモスを幻想的に。 ファインダー覗いてても世界が変わって見える。 ぐるぐるボケで奇妙な迫力。 単焦点だと構図が一定のパターンにハマりがちだ。 そういうときはほかのレンズを混ぜてしまえばいい。 ふんわりではない現代レンズの写り。 ついでに望遠ズームも。 じつは同一サイズまで拡大したときのボケ量は望遠ズームのほうが大きくなり、大口径単焦点レンズが有利だとは限らないぜ。すなわち複数を織り交ぜて使い分けるのが吉。 このレンズの使用で大きく悩まされたのが二線ボケ。 めっちゃ盛大にボケ像が二線へブレてる。おかげで切り取り(トリミング)耐性が低く、そういう前提での大雑把な画角運用がしづらい。 そこで対抗馬的にZ50mmも導入してみた。ペットボトルで比較。なにも考えず最大ボケ量で写してみただけで、ぶっちゃけ両方とも写真としては使えない。あるていど絞ればすっきりするのは、双方とも変わらない。 ふわふわな低コントラストの絞り開放付近は、木などの被写体で使える。 うむ ハロウィン アイス レンズ軽めなので、ほぼ真上からの撮影が楽ちん。 だけど絞り開放だと描写が柔らかすぎて、ちょっと難しいか。 というわけで、けっきょくF4くらいに絞るのが運用上はよし。 幻想的な描写の明るさは、そういう被写体のときだけ使う感じのレンズ。 使い所があるていど限定されそうで、50mmを別に買ってしまったこともあり、Zfに付けて似合ってる置物レンズになるおそれが。


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