東方Project 聖徳道士 1/8豊聡耳神子

2012年発売フィギュア た行タイトルフィギュア
2012/07:グリフォンエンタープライズ 原型:でる 素材:PVC/ABS 分類:塗装済み完成品

聖徳太子

 厩戸皇子(聖徳太子)といえば、その実在の有無に関係なく日本人なら誰もが習う古代日本の超有名人。これまで東方ではおそらく意識的にこういうメジャーを避けていたと思うのだが、神霊廟ではあえてモチーフとされた。それも厩戸だけじゃなく、蘇我と物部もセットで。不思議な感覚だ。

 豊聡耳神子の読み方は古代っぽく「とよさとみみのみこ」だ。いかにも厩戸皇子だぜ。

 服飾の細部デザインはグリフォンエンタープライズ的な解釈に基づくのかな。

 優しく仁王立ちってポーズが可愛らしいね。

 変だぜって散々指摘されてる髪の毛だが、後ろから見れば、やはり変だぜ。

 そういうところも含めて面白い古代キャラだ神子は。

 東方神霊廟のマスプロダクツ物PVCスケールフィギュアでは初が最終面ボスとなったが、これまでは悪くいえばよりアホだったり頼りなさげな、良くいえばそれゆえ人気の出やすいキャラが中心だったので、傾向としては面白い。

 つまりこれまでの例を踏襲すれば、神霊廟は布都ちゃんやぎゃーてーちゃんのほうが初物となる可能性が高いだろうな、と思ってたぜ、ということで。なんにせよ同作一番人気の物部布都は、1年以内にはフィギュアになってくれるだろう。ドヤァ。できれば原作ポーズで希望。

 原型はでる氏だ。姫海棠はたてを可愛く仕上げてくれたように、神子ちゃんもまあまあ。

 なにやら癖のある顔立ちに見えるかな。さすがにi-con氏と比べるのは酷だろうが、グリフォン原型師陣として同社の特徴や傾向をきちんと踏襲してるように基本的なところはしっかり出来てるので、経験を積めばこの先期待できそうだ。

 あと、商業原型師としての経験がまだ浅いのに、いきなり突飛な髪型に挑戦せざるを得なかったのも、ちょっと同情するね。その割には無難に仕上げてきた。

 でる氏の出した回答は、普通のカットに、変な突起2個を追加するだけ、という解釈だ。現実的に見ればこのほうがおかしいだろうが、神子が四六時中この髪型をしてるとすれば、むしろ自然に見えるだろう。

 一度に10の文言を聞き分ける聡い耳。聞こえすぎて大変なので、封印してるわけだ。「和」の文字は、「和を持って尊し」からだろう。

 もっと肉付きの良い体にしてもいいと思ったのだが、スレンダーなうえに胸がないのだよ。この解釈は個人的にロリコンなので嬉しかったが、神子ちゃんのファンにはどう受けるだろうね。

 ためしに画像検索してみたら、ロリ解釈がけっこうあって意外だった。審判長は小町って部下との対比でロリ化したようだが、神子はロリ系の布都とペアでロリ化してるのがけっこうある。仙人化(復活)に失敗し亡霊となってしまった屠自古との絡みはさすがに見あたらなかった。

 ワキだ。美しい脇だ。

 腕もね。腕輪のデザインはいかにも飛鳥時代っぽいし、実際にこんな風だ。色も。

 古代風の直刀。たぶん鉄製。太陽は「日出ずる処の天子」からだろう。

 こいつは笏で、昔の貴族がよく手に持ってた、いかにも偉く見えそうな木の板だね。裏側は典礼や式次第などのカンニングペーパーになってたらしい。古代日本の朝廷は年柄年中なにか祝って祀ってたから、いちいち覚えるのも大変だったろうしね。遊びひとつとっても儀式化されていたし。

背中

 ZUNデザインのスカートはどれも見応えがあるね。架空と歴史が適度に折り混ざって、不可思議な魅力を有する。東方のスカートは、ただ可愛く見せるだけのヒラヒラではないことがけっこうある。

 たとえば留め具のあしらえだ。右の菊花はいわずとしれた天皇家で、ガチの皇族である厩戸皇子の出自を示している。左のは四つ唐花だろう。大陸伝来の唐花紋は古代の貴族社会で唐草と並んで好まれて使用された、高貴な紋様のひとつだ。

 スカート後部。なんとなく絞り開放で雰囲気を出してみようかなと。

 足も金色が。炎状の紋様は初期からの仏具、とくに武神に多い伝統のデザインだ。

 ネームプレートは貴族らしく唐花。

 そしてスカートの中が、意外なことに、パンツ。

 ど開帳。

 エロさはあまりないが、思わぬ棚ぼただった。


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