変態王子と笑わない猫。 1/8 筒隠月子 フィギュアレビュー

発売:2013/09:コトブキヤ寿屋 原型:千鶴(鶴の館)

主人公が完璧に変態王子すぎる。 おいしいお弁当も作れて、マッサージも絶品。 変猫のメインヒロイン、月子が初スケールフィギュアになった。 いい造型だぜ。顔といい演出といい、現段階では月子の決定版フィギュアといっていい。ほぼ同日発売でドール系にもいいのがあるが、お値段がちっと張る。 いきなりパンチラ。 変猫のフィギュアはこの月子以外にもすでにプライズなどで数種が展開されている。今後もプライズでいくつか、非プライズのデフォルメ系ですくなくとも2体が確認できる。海洋堂からもカプセルが予定されており、立体化の機会に恵まれているコンテンツだ。 そういった中でも個人的にこのコトブキヤ月子はひとつ飛び抜けていると思う。 まず月子が作品のテーマである猫そのものになってること。ポイント高いね。後ろからぱんつ丸見えとかも。 造型レベルの高さは安定のコトブキヤだが、原型も実力派の千鶴氏が担当している。 比較的多作の千鶴氏は複数のメーカーへ原型を提供しているので、各メーカーの実力を量るのにちょうどいい指標となる。たとえばアゾンのドールシリーズは当初とても千鶴氏の原型を活かしてるとはいえない妙な頭でっかちとか頬のふくらみとかを生じていたが、シリーズを重ね開発に慣れたいまでは、普通になだらかでとても可愛く魅力的となっている。 老舗コトブキヤは言うまでもない。プライズなどで造型が悪いと原型師が叩かれがちだが、造型屋の仕事はあくまでもメーカーに納品するまでだ。その先はメーカー側の領分で、やり方次第で上方にも下方にも向いてしまう。 きっちり良い仕事をしてくれたコトブキヤに感謝だな。こういう愛らしい月子が欲しかった。猫だし。 メインヒロインなのに丁寧語キャラなんだよね。ほかの作品ならこの手の後輩キャラはサブヒロインとして埋もれてしまいかねない。おまけに主人公のほうから先に告白させている。やるぜ月子。 顔三面。無表情だがそういうキャラ。物語開始直後は感情豊かだったが、事情により表情に乏しくなった。でも情動だけは一人前に起きてるので、態度でわかる。主人公の陽人はろくに月子の心情を読めていないが、そのギャップやもどかしさを楽しむニヤニヤ作品でもあるかな。 ベストはここ。似ている度は高く、元絵の魅力をちゃんと立体に落とし込めている。 ややウチハネ系の髪に見えるが、顔面パーツはそういうときに多い平面顔ではなく、ちゃんと立体的だ。 髪の毛、うしろより。 りんごはマグネットで、取り外し自由。磁石のおかげで落ちない。ただし長い間つけっぱなしにしておくと、色写りの可能性がある。 制服 見事にないね、胸が。ロリ系ヒロイン。 かわいらしい手。 背中としっぽ。ついでにぱんつ。 スカートはチェック柄で、立体的だ。 しっぽ 足はあまり肉感的ではなく、細すぎるわけでもなく、良いバランスだと思う。 猫なシルエットとにゃーん。 パンモロ いきなりキャストオフ。 恥じらいのない無口キャラでぱんつモロだしでもありがたみは薄いか。 ならスカート付けたままでもいいかもね。チェック柄のぱんつは萌えるぜ。 こちらはたくしあげ状態だ。もちろん角度がずっと下なので本当はちがってるけど、そういうのを妄想するのが変態王子。 すじといったモロエロ要素はない。適度な刺激ってところ。

2013年発売フィギュア レビューリスト

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