Angel Beats! 1/8 ゆり フィギュアレビュー

発売:2011/04:グッドスマイルカンパニー 原型:サンジゲン

YURI グッスマの制服キャラ系は箱がシンプルで小さいものが多い。コレクター的にはこちらのほうが収納が楽でいい。 原型は3Dモデリングだ。萌えフィギュアのスケール物では業界初らしい。CAD原型はプラモデルや燃え玩具ではとっくに導入されていたが、造型師の指先の妙技がとくに必要なこの方面では珍しい。 見てのように、仕上がりは上々だ。いい仕事してるね。いつものグッスマだ。 CAD原型はまずねんどろいどで試したという。実績を作って、本番のスケールフィギュアでの実動となったわけだ。サンプルのプリンター出力はどうしてもカクカクな部分が出てくるので、最後の絶妙な表面仕上げは職業造型人の手も使うという。これだけはまだ技術が人の手に追いついていない。 原型師「サンジゲン」は会社名だ。サイトを見ればどうもロボット玩具をかなり手がけている。チーム集団だから「ねんどろん」と同じだね。デジタルだと試行錯誤が容易に出来るので、figmaでお馴染みの浅井真紀氏クラスの高度な個人開発力を、より多くの人が獲得できる可能性を持つともいう。代替の利かない天才に頼り切らずに済み、企画立案サイドの意向がより忠実に反映されるであろうこの方法は、今後すこしずつ業界に浸透してゆくかも知れない。そうなれば職人芸としての個人原型師のあり方も変わってくるだろうが、少なくともイベント限定ガレキからの量産化というラインはずっと残り続けるだろう。それ自体が売りで、商品の格・ステータスとなるからだ。 3Dで練り上げられた顔とは思えない可愛らしさだ。 元のデータがどうであったかは知るよしもないが、3D出力された後の最終調整は人の手でやっているともいうので、そういう意味で安心して見ていられる造型だね。そういった調整作業を経なかったCAD立体物がどんな残念な有様になるかは、以前レビューしたよつばとUSBメモリ(別窓)が如実に語っている。 これはいい感じだ。サンジゲンには今後も期待できそうだ。現段階では燃えとの兼業だけど、フィギュア方面の3D原型専門デザイナーもそのうち出現するかも知れないね。 リボンだぜ。 髪の毛だぜ。 胸元など。 普通サイズのバスト持ちでも、着やせするセーラー服であれば貧に見えないこともない。 死んだ世界戦線 銃だぜ。パンチラしてるな。 背中だぜ。 どのレベルまで3Dモデルで作られ、どのレベルで人の直接の手が加わっているか知らないけど、服のシワがじつに細かい。 細かいウネウネだね。縦方向のシワと、横方向のシワが、自然に見えるように見事に交差している。これが3Dの技か。 脚部 ちょっと関節周辺のデフォルメがオーバー気味かな。 台座はごくシンプルに。 サンジゲンがこのYURIで表現したかったものの一端が見えてきた。 ぱんつだ。 ライン取りが完璧なんだよ。理想の形。 それでいて露骨な超エロエロというわけでもない。ひたすら形がキレイなんだ。 そしてお尻の、この布の寄り具合! スカートはひるがえっていて、真横の高さなら常時パンチラ状態だ。 ぱんつ大好き派は持っていて確実に満足する一体になっている。 うっすらとだがスジもあった。

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