Manfrotto XPROギア雲台 MHXPRO-3WG + プレート 200PL-14

東方光画機
購入:2016/08 分類:雲台/クイックシュー

 ギアで微調整していくブツ撮り・風景撮り用の定番雲台。右のは残念ながら不採用となった410。

 マンフロットのギア雲台をめっちゃ遅きに導入したぜ。

 普通の雲台と性格のまったく異なるギア調整式。上下・左右・縦横回転の3Weyだ。

メイド・イン・イタリア

 こちらもメイド・イン・イタリア。

 ギア雲台はネジを回すとすこしずつ角度が変わる方式。普通の雲台と違い、締め損ねによるガクっと下がる事故が起こりにくい。ついでにめっちゃ細かく構図を調節できる。

 上下方向の最小調節幅を重ね処理。たぶん5倍かそれ以上の開きが生じてる。スマホ閲覧だとギア雲台側の重ね写真は違いが分からないと思う。それほど動きの最小単位が小さい。

 この雲台、外装はすべて強化プラスチックでABSの親戚だ。マンフロットは新素材アダプトと呼称している。それぞれのギアには取っ手みたいなのが付いており、ギアを掴んでぐいっと挟むとギアの締まりが解け、大きくすいっと動かせる。これでおおまかに決めたあと、フリー状態から戻してあとはギアで調節するぜ。

 パン方向の調節幅。やはりギア雲台の精度がノーマルを圧倒している。これはブツ撮りで定番扱いされるわけだぜ。

 ギア機構は重量が重くなりがちで、プラスチック製のこいつが登場するまで、ギア雲台といえば1キロからそれ以上の重量級しかなかった。

 ギア雲台は細かい微調整が得意なので、水平取り直しまで短時間で済む。長い時間を30秒〜2分と書いてるのは、撮影ブース側が厳密には水平でないため、それに合わせて調節する必要性があるため。

 採用となったこの雲台の運用では、リボルビング雲台で不要となったツールが復活した。

 ETUMIの汎用ブラケットだ。縦横を別個に取り直す必要がない。シューを1つ買い足し、縦横それぞれに装着。

 こんな感じ。欲をかけば世界最高峰ブランド、アルカスイスのやつがいいんだろうけど、こいつって縦横で構図がほとんどズレないんだよね。精度意外にすごいの。





 縦構図・横構図の切り替えはリボルビング雲台が圧倒的に速い。ギア雲台はブラケットを使っても5秒は掛かる。

 リボルビング雲台はこんな奴で、ギア雲台より速攻性に富む。

 実際の撮影。XPROの前に購入したギア雲台410とリボルビングを使い分けながら撮影したナディア……まさかの2時間。

 ここから条件をできるだけ均すため、figma縛りでテスト運用を続けることにした。figmaさくら、100分!

 この時点で410ギア雲台は不採用が確定する。いくらなんでも遅すぎるぜ。こいつは重さだけで1.5キロとかあり、カーボン中級三脚とほぼ同じ重さ。ギアも硬いうえ、フリーに緩ませるのも力がいる。

 リボルビング雲台、35分。わあい、くそ速いや。

 XPROギア雲台の初投入、50分。うーむ、掛かるな。

 試しにリボルビングを上、XPROギアを下にした合体雲台での撮影……一見万能に見えて、撮影は1時間近くかかった。理由はいろいろあるが、まあ「混ぜるな危険」だな。

 XPROギア雲台、まえとおなじ50分。ただし艦むすだったので、普通の子なら40分くらいかな?

 リボルビング雲台、パーツの多いストパンでも40分で済む。

 結果が出た。figmaに限った撮影時間は、XPROギア雲台なら推定40〜50分、リボルビングは35から40分ていど。この差をどう捉えるかだが、このサイトのレビューはトリミングを多用しており、構図を厳密に追い込むなんてあまりやらない。

 そうそう、ギア雲台をのっけてるマンフロット三脚の弱点、センターポールの短さだが――

 アオリ・フカンに同時期導入のフリーアングル雲台をピンポント登板させればどうってことないので、問題なし。

 いずれにせよこの雲台を使う撮影は静音性が保たれる。集合住宅で深夜早朝に写すならギアだな。あるいはミニフィギュアの類もギア雲台のほうが有利になる。使い分けで行きたいと思うぜ。速さのリボルビング、正確さのギア。
 ※購入から半月後、メイン雲台へ昇格。使い慣れるうちに時間がどんどん短縮され、ときにはLブラケットすら不要だぜ。練習してるうちに縦横変更を5秒ていどで行えるようになった。粗動1秒、微調整4秒。


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