東プレ REALFORCE104UB-S

東方光画機
購入:2016/10 分類:キーボード

 業務用キーボード最高峰シリーズの、さらにフルキーボードで英字配列だぜ。静音で変荷重。

 キーボードのエンターキーが故障し、右上が下がったままになった。

 おもな症状はこれ。延々と改行しつづける。さすが1000円台の安物、たった半年で壊れるとは根性のない奴だ。

 いろいろ調べてみて、いきなり国内メーカー最高峰いった。東プレのリアルフォース。大事に使えば10年とか持つらしい。これまでのキーボードは最高でも3000円だった。数段階を飛ばしハイエンド。

 見た目は時代に逆行してるようなレトロデザインでサイズも最大級だが、人間なんたら的にはこちらのほうが使いやすく感じる人がとても多い。テンキー完備のフルキーボードと呼ばれるタイプ。値段的にも最大で、2万円超える。普通のキーボードの数倍から10倍以上も高価だ。

 REALFORCEロゴはファンにとって誇りや通の証らしい。これまでマウスやキーボードを適当に済ましてきたが、毎日使うものに投資したほうが幸せになれると分かってきた――というか当然だが、なもので、毎日カタカタ打つキーボードで良品を求めたわけだ。2万数千円といっても価格的にはフィギュア2〜3体ぶんにすぎん。それで満足いく入力環境ができるわけだから、悪い投資じゃないと思う。すくなくとも疲れにくくなった。

 リアルフォースの評判を支える基本技術は静電容量方式といい、「機械式接点」のないスプリングオンリーなキー構造だ。最初はその利点が分からなかったが、数時間打ってみて「疲れない」のでなるほどと。軽く打とうがしっかり反応してくれるので、打刻の強弱を自分でコントロールできる。軽く打っても十分確実にキーが反応を示してくれるので、信頼性は高い。そのかわり値段が高い。購入したのは静音キー型で、さらにそのぶん価格が上乗せされている。

 かな表示が一切なく、印刷もキーボードの黒に近く目立たない。つまりこれ、ブラインドタッチ前提な上級者モデルのわけで、キーボードすっきりだぜ。ブラインドタッチに慣熟しているとかえって「記憶」が曖昧になり、打ち始めでキーボードの手の位置を確認するときなどにちょくちょく打ち間違えたりする。カナの部分と英字の部分。英語キーボードはスペースキーが大きくて便利だ。

 その打ち間違えで多いのが変換ボタン。スペースキーの両隣にあるやつだ。だから今回は変換ボタンのない英字モデルとした。デフォルトでは日本語キーボードなので、英語キーボードだとPCで設定する必要がある。
 Windows10の場合は――
 デスクトップ → 設定 → 時刻と言語 → 地域と言語 → 言語 → 日本語 → オプション→ハードウェア キーボード レイアウト → レイアウトを変更する → 英語キーボード(101/102 キー) → サインアウト → サインイン

 日本語変換キーがないので、変換モードが打ち間違えでモードが変わる事故がない。全角と半角の切り換えはWindows10の場合、「Alt+`」の同時押しだ。なおリアルフォースは6キー同時押しに対応してるぜ。

 英語キーボードは下の写真付近が日本語キーボードと異なっており、あまり慣れてないなら手を出すメリットはない。私はサイト挙動確認などで幅広い環境を揃える必要があり、ノートモバイルがマック、つまり英語キーボード。Windows機で英語キーボードでも一向に平気だ。英語キーボードはエンターキーが小さく、慣れないと頻繁に間違えるだろう。

 キーボード配置はモニター左寄り。文字は基本モニターの左側で打つので、この変則的な置き方で問題は起きない。行レベルで目の移動を抑えるには、左か右か、ウィンドウを小さめにして、どちらかに偏らせるのも手だ。私は左利きなので左。でもマウスは……右だ。キーボードとマウスの同時使用が、左利き用マウスじゃ困難をきわめる。なのでこうなる。

 最後に、このキーボードはキーのスプリング荷重が3段階に分かれている。変荷重方式というようで、人間工学的に打ちやすいとのこと。最低でも5〜6年は長く使われることを想定しており、キーの印字は高価で丈夫な昇華印刷、耐久力は5000万回を謳っている。うん、実際に使いやすいし、疲れにくいし、これまでずーーーーっと安っすいキーボードで済ましてきた過去の自分を説教したい気分だぜこれ。なのでマウスも新調し、いきなりハイエンドにした。余裕で買えるくせに、なんで無駄に安いのにこだわってたんだろうな、分からん。使用頻度の高いものほど、金を掛けるべきだぜ。そのほうがトータルでは幸せになれる。「たかがなんとか」という考えはある意味アレだ。かえって無駄な苦労をしょいこむ。高いものにはそれなりの理由があり、投資ぶんのリターンは使いやすさ、疲れにくさ、所有感などといった満足度として返ってくる。ただしわずかな向上のわりにお値段はいきなり10倍とかで、それを価値として払えるかだが……高いといってもカメラやレンズと比べたら鼻で笑うレベルにすぎん。レンズ交換式カメラの一番安いモデルですら、このキーボードより高いからだぜ。


ソフト・PC レビューリスト
Copyright 2005~ Asahiwa.jp