長宗我部元親ゆかり寺社めぐり レンズ×4 ハード&ソフト任せ 漫遊 おでかけフォト よろずなホビー

撮影:2019/09/12

元親公にゆかりある寺社を巡った。 ただし時間的制約により高知県中央平野部のみ。 高知県高知市一宮 土佐神社今回の撮影は13キロダイエット成功を受け、広角・標準・望遠・マクロのレンズ4本態勢による実用テストも兼ねる。これまでも4本以上携行での外出はあったが、4本同時に「持ち歩いて」の撮影となると、ほぼ8年ぶり。カメラとレンズ合わせて3キロ。 この神社は戦乱などで荒れてたものを、元親公が再建したもの。 なかなかの面構え。社格は土佐国一宮だ。四国八十八箇所霊場の元札所。(現在は隣の寺へ移動) またこの記事は6年ぶりに、カメラ撮影時の設定の大半を現像編集で採用している。現像編集の時間が大幅に短縮されるメリットがあるが、代償として所有している他カメラと発色傾向を合わせられなくなる。ニコンDf…… 奥にある門。たぶん本殿だ。 朱色のきれいな本殿。 太鼓用の楼。 カメラ&ソフト任せということは、下のような感じ。撮影時の露出調整は寺社・遺跡向けにマイナス2/3段。 画像処理でシャドウ持ち上げなどすると暗い部分を持ち上げられるが、寺社の静謐な雰囲気を損なうかな。でもこれ看板解説などでは常用してる。昔からの設定を使い回しており、細かい調整を除けば操作は一回だ。 南国市岡豊町八幡 高知県立歴史民俗資料館長宗我部元親 飛翔之像
いきなりテーマと関係ないけど、新名所だし、ついで。 まだ出来て日の浅い、新しい像はきれいでいいものだ。 元親が土佐国統一の本拠とした岡豊城跡に立っている。なお超広角ズームを使用。 高知市浦戸 石丸神社 六体地蔵こういう看板メモはきつめに画像処理を行い、文字を読みやすくする。 成立こそ新しいが、発端は旧長宗我部家の地侍と、新藩主山内家の紛争。 浦戸一揆の解説。 昭和時代に地蔵が並ぶ前は長らく神社のみがあり……小さいな。 高知県高知市長浜
謎の階段。 長宗我部元親墓解説 戦国時代末期に多かったらしい武家の墓石。高野山に戦国武将の墓が密集してる区画があり、こんな形の墓が多いっぽい。 ちょうど昼めし。 高知県高知市長浜
いきなり元親像。でも写したままだと太陽の影で顔が影になっている。 こんなときは画像補正だぜ。 ついでに神社仏閣だとあまり出番のない望遠ズームを使ってみる。せっかくレンズ4本だし。300mm端。APS-Cで200mm、マイクロフォーサーズで150mm。 動かないもので光量十分であれば、標準ズームの切り取りでも300mm相当は余裕だったりする。だから大半の野外撮影で望遠レンズを持っていかない。 さすがに空飛ぶヘリコプターは望遠レンズじゃないと綺麗に写らない。ドクターヘリのローターが歪んでるのは、電子シャッターに由来するローリング歪み。やはり物理シャッター使わないとダメか。 意味もなく超広角ズームを。このていどの広さなら標準ズームでも何歩か下がるだけでいい。ただし遠景などは超広角ズームか連写合成でないとパノラマは得られない。 ここよりしばらく超広角ズームで。 銅像の先にある境内。 令和を奉祝するのぼり。 意味のない超広角。使い処が難しい。この撮影は内容的に標準ズームだけで事足りたが、あくまでも実践テストなので。 きたぜ 若宮八幡宮元親が初陣を飾った戦いで、本陣を置いた。ついでに戦勝を祈願した。 社の中。 本殿。さすがに暗部を画像処理で持ち上げてる。 高知県高知市長浜雪蹊寺長宗我部氏の菩提寺に――元親の代でなった。 四国霊場札所のひとつでもある。 境内のすみにお墓。 長宗我部信親墓所
元親の長男。 戦死した九州の地に最初の墓があり、遺骨は高野山に納められ、さらにその分骨が天甫寺に納められたのがこの墓だが、肝心の天甫寺が廃寺となり、雪蹊寺に移され現在に至るという、なかなかにややこしい経歴。彼が若くして亡くなっていなければ、長宗我部氏の滅亡はなかっただろうと言われている。 秦神社
雪蹊寺の東隣にある。明治はじめ、雪蹊寺が廃仏毀釈で廃寺(のちに復興)となった折、長宗我部氏の菩提を弔うため建立されたもの。 マンガ絵なイラストが奉納されてた。 ここにはかつて雪蹊寺にあった元親公の木像が祀られている。史談のつてで機会があり、現物を拝見している。 本殿は風雨対策でかなりの面積が覆いで保護されている。 長宗我部盛親公慰霊之碑元親のあとを継いだが、天下分け目の合戦で不運から西軍に属し、さらに戦後処理まで誤り、大名家お取りつぶしで浪人に。大坂の陣で豊臣方として武将復帰を果たすも敗死。長宗我部宗家は滅亡し、400年の歴史に幕を閉じた。 マクロレンズ使い忘れてたので、テーマ消化後にその辺の花を。これも花粉を見分けるレベルの拡大でない限り、標準ズームで代用できる。この撮影、標準ズームだけで済んだな。とりあえず痩せたおかげで多少重い機材でも持ち歩けることが確かめられたので良し。 カエルがいたので、あえて不向きな超広角ズームで擬似的なマクロっぽい撮影に挑戦。大きくトリミングしている。 現像編集はこれまでの方法なら4時間コースだが、今回は2時間掛かってないね。
なんとなく、ばんめし。ペースこそ落ちたが、いちおうダイエット継続中だ。こういう写真なんてコンデジやスマホでも余裕で写せるが、フルサイズ用の逆光耐性満点なレンズを使えば、色のレベルから正確になる。美味しそうかどうか別にして。撮影時はミラーレス機+パルス電動モーター+電子シャッターにより、完全無音。有利な点はそれだけか。


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